ハッピーメールを悪用した詐欺の手口4選|業者の見分け方や対処法

ハッピーメールで詐欺に遭い、被害への対処法がわからずお悩みではないでしょうか。

ハッピーメールには、一般ユーザーになりすまして詐欺をはたらく悪質な業者が存在します。

本記事では、ハッピーメールに潜む詐欺業者の手口や見分け方を解説します。詐欺師の身元を特定するための対処法も参考にしてください。

ハッピーメールに潜む詐欺業者の存在

ハッピーメールに潜む詐欺業者の存在
ハッピーメールには、ユーザーに扮して個人情報を入手したりお金を要求したりする詐欺業者が潜んでいるため、注意が必要です。

詐欺師は知り合うとすぐに「会いたい」とデートに誘い、ぼったくり店への誘導や高額な商品の購入をすすめて、ターゲットからお金をだまし取ります。

ハッピーメールの口コミには、「サイト内で出会った相手にお金を貸したが返ってこない」といった被害の声も見受けられます。

ハッピーメールを利用する際は、詐欺を避ける対策として、業者の手口を把握しておくことが大切です。

ハッピーメールを悪用した詐欺の手口4選

ハッピーメールを悪用した詐欺の手口4選
ハッピーメールを悪用した詐欺の手口は、以下の4つです。

  • 個人情報を収集する
  • 投資やマルチ商法へ勧誘する
  • ぼったくり店へ誘う
  • 恋愛感情を利用してお金を要求する

ハッピーメールには、さまざまな目的をもつ詐欺業者が存在します。被害から身を守るために、詐欺の手口や特徴を確認しておきましょう。

個人情報を収集する

ハッピーメールを利用する詐欺業者は、売買目的でターゲットからLINEや電話番号などの個人情報を収集しています。やり取りを始めてすぐに外部の連絡手段へ誘導する点が、詐欺業者の特徴です。

出会ってすぐに以下の情報を聞かれた際は、詐欺を疑ってください。

  • 電話番号
  • LINE ID
  • メールアドレス
  • 住所

詐欺師はオンライン上だけではなく、実際に会って個人情報を入手しようとするケースもあります。初めて会う際も、自宅の詳細な住所を教えることは控えましょう。

気になる相手とはサイト内でやり取りを続け、ある程度仲が深まってから、ほかの連絡方法へ移行すると安心です。

投資やマルチ商法へ勧誘する

ハッピーメールで投資やマルチ商法への勧誘をねらいとする詐欺業者の多くは、自身の裕福な暮らしをアピールします。

詐欺師は、ブランド品や高級車などの豪華な写真を掲載して、ターゲットの気を惹きます。デート先で「儲かる話がある」といった誘い文句で、第三者を連れてきたり店を紹介したりする手口です。

詐欺師とグルの人物に、「投資で勝つために必要」「絶対に儲かる」と情報商材の購入や不当なサービスの契約をすすめられるケースがあります。

ハッピーメールで、裕福さをアピールする相手やお金の話をしてくる人物には気をつけましょう。

ぼったくり店へ誘う

詐欺師と共謀するぼったくり店へ誘導するために、ハッピーメールを利用しているユーザーがいます。詐欺師は、ターゲットをいち早くぼったくり店へ誘うために、やり取りを始めてすぐにデートを申し込みます。

相手に紹介された店で軽い食事をして、10~20万円前後の高額な料金を請求される被害が発生しているため、注意してください。

支払いを拒否すると、店側にお金をおろしに行かされたり、身に着けている金品を置いていくよう脅迫されたりするケースもあります。

知り合ってすぐデートに誘われ、店を指定してくる相手は詐欺を疑いましょう。ほかの店を提案しても応じない場合は、やり取りを控えてください。

恋愛感情を利用してお金を要求する

ハッピーメールでみられる詐欺のなかには、利用者の恋愛感情を悪用してお金を要求する手口もあります。詐欺師は、少ないやり取りにもかかわらず「運命の相手だ」「結婚したい」などと積極的にアプローチして、ターゲットとすぐに距離を縮めようとします。

恋愛感情をもったターゲットの親切心や同情心につけ込み、金銭を要求してだまし取る悪質な行為です。相手に恋愛感情をもつと詐欺であることに気づきにくく、「おかしい」と思ったときには連絡が取れなくなっているケースも多くあります。

出会ってすぐのアプローチは、詐欺の可能性を疑い、警戒心をもって対応してください。

ハッピーメールに潜む詐欺業者の見分け方

ハッピーメールに潜む詐欺業者の見分け方
ハッピーメールに潜む詐欺業者の見分け方は、以下のとおりです。

  • プロフィール写真が容姿端麗である
  • 自己紹介文に怪しい点がある
  • 相手に求める条件がゆるい
  • 少ないやり取りで会おうとする
  • お金の話が頻繁に出る

ハッピーメールに潜む悪質なユーザーは、プロフィールやメッセージの不審点から見分けることが可能です。

プロフィール写真が容姿端麗である

ハッピーメールで詐欺をはたらくユーザーは、プロフィール写真にモデルや芸能人なみに容姿端麗な画像を使用します。魅力的なプロフィール写真を使う目的は、メッセージの返信率を高め、より多くのターゲットを確保するためです。

詐欺師は、プロフィールにフリー画像や無断転載した写真を悪用していることが大半です。ネットで画像を検索すると、プロフィール写真が別人と判明するケースがあるため、怪しいと感じた際は試してみると良いでしょう。

メッセージを送ってきた相手のプロフィール写真が、容姿端麗で魅力的な人物であっても、「詐欺師かもしれない」と疑いの目をもつことが大切です。

自己紹介文に怪しい点がある

ハッピーメールを利用する詐欺師は、自己紹介文に怪しい点があります。詐欺師は、だましやすいターゲットを早急に確保したいため、自己紹介文を丁寧に作り込むことはありません。

​​​​​​自身のページが、検索時に多く表示されるよう趣味欄のチェックを統一感なく埋めたり、自己紹介文が未完成でも、メッセージを送ったりする特徴があります。

メッセージをもらった場合は、相手に不審点がないかプロフィールを入念にチェックすることが大切です。

相手に求める条件がゆるい

ハッピーメールには相手に求める条件をあえてゆるくして、ユーザーを惹きつけようとする詐欺業者がいます。詐欺師は、年齢や身長などの範囲を幅広く設定することで、ターゲット対象者を増やします。

詐欺師の目的は、自身に興味を示す相手に対して、投資勧誘やぼったくりといった詐欺をしかけることです。

詐欺師だと気づかずメッセージを送ったユーザーは、好意をもった相手からすぐさまデートに誘われるため、舞い上がってしまうでしょう。しかし、話ができすぎている場合も油断は禁物です。

プロフィールに少しでも不審な点があるユーザーは詐欺業者を疑い、連絡を取らないよう気をつけてください。

少ないやり取りで会おうとする

ハッピーメールを悪用する詐欺師は、なるべく手間をかけずにターゲットと接触することを望むため、少ないやり取りで会おうとする特徴があります。

メッセージを送った相手が詐欺師だった場合、すぐに「明日会えますか」「都合が良い日はありますか」など積極的にデートの日程を決めようとします。

ハッピーメールには、体の関係を目的としているユーザーも存在するため、「会いたい」と言われ、すぐに対応することは危険です。相手を信頼できるまでは会わないように注意してください。

お金の話が頻繁に出る

ハッピーメールで、お金儲けや投資関連の話をもちかけられた際は、詐欺業者のターゲットになっている可能性があります。情報商材の購入やセミナーへの参加を勧誘される危険があるため、警戒しましょう。

真剣に相手を探しているユーザーが、気になる異性に対して頻繁にお金の話題を出すことは不自然です。プロフィールに豪華な生活を掲載していたり、自己紹介文に投資関連の話を載せていたりする場合は、気をつけてください。

お金の話が頻繁に出る相手は詐欺師の可能性が高いため、金銭の話題が出た時点で、連絡を断つといった早めの判断も大切です。

ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法

ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法
ハッピーメールで詐欺に遭った際の対処法は、以下のとおりです。

  • 運営に通報する
  • 弁護士に相談する
  • 調査会社に相談する

詐欺に対して被害者自身で対応するには限界があります。詐欺師が行方をくらます前に適切な相談先を選び、迅速に対処することが大切です。

運営に通報する

詐欺に遭ったと判断した際は、速やかにハッピーメールの運営に通報し、対処してもらいましょう。

通報の手順は、以下のとおりです。

  1. 相手のプロフィール画面の左下にある「その他」をタップ
  2. 「◯◯さんを通報する」をタップ
  3. 「サポートへの通報について」を確認して「通報する」をタップ
  4. 「通報カテゴリ」と「コンテンツ」を選択して通報内容を入力
  5. 「この内容で通報する」をタップ

通報内容によっては、運営側が悪質なユーザーに警告したり、強制退会処分にしたりします。通報後は、相手をブロックすることも忘れずに行なってください。

弁護士に相談する

ハッピーメールでの詐欺被害が通報やブロックで解決できない場合は、弁護士への相談が可能です。弁護士は法律の専門家であるため、法的な観点から被害の対処法をアドバイスしてくれます。

弁護士へ相談する際は、詐欺師とやり取りした履歴や、相手の個人情報など被害の状況と証拠をまとめておくとスムーズに対応してもらえます。

弁護士は、依頼者が提供した情報をもとに返金請求の手続きをしますが、行動を起こすためには相手の個人情報が不可欠です。証拠が不十分だったり詐欺師の身元がわからなかったりする場合は、請け負ってもらえないケースもあります。

調査会社に相談する

ハッピーメールで詐欺に遭い、相手の個人情報を調べる際は、調査会社への相談がおすすめです。証拠を準備したうえで弁護士や警察などに相談すれば、トラブル解決の可能性が上がります。

調査会社を検討する際は、マッチングアプリでの被害や恋愛詐欺に詳しい事務所を選ぶことがポイントです。デジタル領域に強い調査会社は、インターネット上に残るわずかな情報で、詐欺師の身元を特定したり証拠を集めたりできます。

十分な証拠がなく、弁護士や警察に応じてもらえなかった方は、調査会社へ相談しましょう。調査会社のサポートにより的確な情報が集まり、専門機関による返金請求や犯人逮捕の可能性が高まります。

ハッピーメールでの詐欺は調査会社へ相談を

ハッピーメールでの詐欺は調査会社へ相談を
ハッピーメールでの被害にお困りの方は、恋愛詐欺やマッチングアプリを悪用した事案に強い東京中央信用調査へご相談ください。

マッチングアプリで詐欺をはたらくユーザーは、氏名や身分を偽っていることが大半ですが、被害回復のためには身元判明が最も重要な要素です。

東京中央信用調査は、豊富な身元特定の実績があり、さまざまな手法を用いてお調べします。ご相談は、電話・メール・LINEにて24時間365日無料で受けつけ可能です。

詐欺師は危険を感じるとすぐに行方をくらまし、証拠を隠ぺいする可能性があります。怪しさを感じた際は、お早めに無料相談をご利用ください。

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