婚活アプリのユーザーを狙った詐欺が増加しています。対策方法を知らないままアプリを使用すると、いとも簡単に騙されてしまい、詐欺師の思うつぼです。
婚活アプリのユーザーは、詐欺の手口・対策・対処法を押さえましょう。安全に婚活アプリを使用するために、最後まで参考にしてください。
婚活アプリ詐欺の手口5選
婚活アプリで見られる代表的な詐欺手口は、以下の5つです。
- 恋愛詐欺
- 結婚詐欺
- 投資詐欺
- デート商法
- ぼったくり
婚活アプリには、ユーザーの安全性に配慮したシステムが搭載されていますが、詐欺師とマッチングする確率はゼロではありません。「気付いたら被害に遭っていた」という状況を避けるためには、婚活アプリを使用する前に、詐欺師の手口を知る必要があります。
恋愛詐欺
恋愛詐欺とは、交際関係を築いたあとに、ターゲットからお金を騙し取る手口です。婚活アプリで知り合った相手から、以下のような相談をされた場合は、詐欺を警戒してください。
- 起業するための資金が足りない
- 会社のトラブルで損害賠償しないといけない
- 家族が病気にかかり入院費が必要になった
恋愛詐欺の怖いところは、相手に強い好意を抱いていると、通常であれば「怪しい」と思う要求にも違和感を覚えない点です。
婚活アプリを使用する際は、お金を要求されたタイミングで周囲に相談することをあらかじめ決めておけば、詐欺に遭うリスクを減らせます。
結婚詐欺
結婚詐欺とは、婚姻をほのめかしてターゲットからお金を騙し取る手法を指し、婚活アプリのなかでも被害が多い手口です。詐欺師が結婚をほのめかす際は、以下の方法を使用します。
- 結婚式場の下見に行く
- 両親への挨拶を済ませる
- 子どもや住まいなどの未来の話をする
結婚話を持ち出してターゲットの信用を得たあとは、開業資金や家族の病気の治療費といった理由をつけてお金を要求します。
「結婚するから大丈夫」とむやみにお金を貸す行動は、被害に遭う典型的なパターンです。お金を貸すにしても、借用書の作成や周囲への相談など、あらかじめトラブル対策を講じましょう。
投資詐欺
婚活アプリでは、FXや海外企業などの投資サイトに勧誘し、お金を騙し取る手口も見られます。投資詐欺師が勧誘の際によく使用するフレーズは、以下のとおりです。
- 必ず儲かる
- 元本保証
- 高配当・高利率
- あなただけに教える
ターゲットと恋愛関係を築いたあとに、「将来に向けて資産運用しよう」と持ちかける、婚活と絡めた手口も横行しています。婚活アプリで受けた投資勧誘に乗っても、出金できず、出資したお金を持ち逃げされるケースがほとんどです。
婚活アプリで投資詐欺に遭わないために、出会ったばかりの相手からの勧誘には決して応じないようにしましょう。
デート商法
デート商法とは、婚活アプリのユーザーに恋愛感情を抱かせてから、高額な商品・サービスを契約させる手口を指します。デート商法の手口の流れは、以下のとおりです。
- 婚活アプリでターゲットとコンタクトをとる
- ターゲットとデートを重ねて好意を抱かせる
- 裏で手を組んだ業者の店に誘導する
- 高額商品の契約を迫る
ターゲットを複数人で取り囲み、契約を断れない状況を作り出すことが、デート商法の大きな特徴です。
望まない契約をした場合は、クーリング・オフと呼ばれる申し込みの撤回制度を適用し、キャンセルできる可能性があります。クーリング・オフが適用される期間は、契約から8日もしくは20日以内なので、早めに消費生活センターへ相談してください。
ぼったくり
婚活アプリのユーザーを、以下のようなぼったくりの被害に陥れる手口があります。
- デートに誘ってぼったくりバーに連れていく
- 高額な飲食店で食事中に席を外してそのままいなくなる
- 男女が共謀してターゲットに言いがかりをつけて脅す
ぼったくりは、複数の人物がグルになって法外な金額を請求する悪質な手法で、婚活アプリを利用する際に気をつけるべき手口の1つです。
ぼったくりを回避するには、相手が提案したお店や場所の口コミを調べ、トラブルに巻き込まれるリスクを事前に確認することをおすすめします。
婚活アプリで詐欺に遭わないための対策
婚活アプリで詐欺に遭わないための対策は、以下のとおりです。
- プロフィールを確認する
- 第三者の紹介は無視する
- 指定されたお店に行かない
- お金や個人情報を簡単に渡さない
婚活アプリには多くの詐欺師が身を潜めているため、マッチングした相手が信用できるように見えても、簡単に気を許してはいけません。常に詐欺対策を講じながら婚活アプリを利用することを心がけましょう。
プロフィールを確認する
婚活アプリでマッチングした相手のプロフィールが、以下の3つに該当していないかを必ず確認してください。
- 容姿端麗なプロフィール写真を設定している
- お金持ちをアピールする投稿がある
- 高級品の写真を載せている
詐欺師の狙いは、見栄えの良い写真を使用したり、裕福さをアピールしたりしてユーザーの注目を集め、マッチング率を高めることです。
詐欺師はプロフィールに第三者の写真を使用するケースが多く、画像検索をするとまったくの他人であることがわかります。高いスペックを持つユーザーとマッチングした際は、相手のプロフィール写真を検索して詐欺師かどうかを確認しましょう。
第三者の紹介は無視する
婚活アプリで知り合った相手が第三者を紹介してきた際は、無視してください。
詐欺師は、「お世話になった人に会わせたい」と言ってターゲットに同業者を紹介し、高額商品の契約を迫ります。デート中に第三者が現れ、投資やマルチ商法の勧誘を受けるケースもあります。
詐欺師の狙いは、ターゲットの恋愛感情を利用して勧誘を断りにくい状況を作り、お金を騙し取ることです。
第三者を紹介する行為の裏には恋愛以外の目的が潜んでいるため、好意を抱いている相手からのお願いであっても応じないようにしましょう。
指定されたお店に行かない
婚活アプリのユーザーとデートする際は、指定されたお店には行かないことが賢明です。
婚活アプリでは、巧みにターゲットを陥れる、ぼったくりやデート商法の被害が増加しています。ぼったくりやデート商法は、集団で囲い込んでターゲットからお金を騙し取ろうとする手口で、要求を断ると身に危険が及ぶリスクがあります。
詐欺被害やトラブルを回避するために、相手が指定したデート先にはむやみに行かず、事前にお店の評判を調べましょう。
お金や個人情報を簡単に渡さない
婚活アプリで知り合った相手に、お金や個人情報を簡単に渡さないように心がけてください。
詐欺師に個人情報を渡した場合は、クレジットカードの不正利用やなりすましに悪用されるリスクがあります。周囲の人をトラブルに巻き込み、個人では対処しきれない範囲まで被害が拡大する恐れもあり、注意が必要です。
婚活アプリには、巧みな話術やふるまいでターゲットの同情を誘い、お金を騙し取ろうとする人物が潜んでいます。お金を貸すように誘導された場合は、好意を抱いた相手からの要求でも詐欺を警戒してください。
婚活アプリで詐欺に遭った際の対処法
婚活アプリで詐欺に遭った際の対処法は、以下のとおりです。
- 証拠を残す
- 婚活アプリ運営に報告する
- 相談窓口を頼る
詐欺に遭い、何をすべきかわからない方は、順を追って行動することをおすすめします。素早く適切に対処することが、被害回復を成功させるポイントです。
証拠を残す
婚活アプリで詐欺に遭った際は、すみやかに以下の証拠を収集しましょう。
- 相手の身元情報
- 相手とのやりとりの履歴
- 詐欺に遭いお金を支払った証拠(レシート・口座履歴など)
証拠は、捜査の手がかりになったり返金請求する際に使用されたりして、受けたダメージを回復するうえで重要な役割を果たします。一見役に立たなそうでも被害回復に結びつくケースがあるため、些細な情報も漏らさずに収集してください。
証拠集めのコツは、婚活アプリで出会った相手に怪しさを感じたタイミングから、言動やメッセージのやりとりを記録しておくことです。
婚活アプリ運営に報告する
詐欺被害を受けた際は、すぐに婚活アプリの運営に報告することが重要です。
詐欺師のアカウントを放置すると、ほかのユーザーにまで被害が及ぶ可能性があります。相手とのやりとりや具体的な被害内容を運営に報告し、強制退会やアカウント削除の措置を下してもらうことが賢明です。
婚活アプリの運営に被害を報告する際は、以下の2点に注意してください。
- 運営が返金請求まで対応するわけではない
- 相手のアカウントが削除される前に証拠を確保する
注意点を踏まえ、婚活アプリの運営に報告を済ませましょう。
相談窓口を頼る
婚活アプリで詐欺に遭った際の相談窓口は、以下のとおりです。
相談窓口 | 特徴 |
国民生活センター |
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警察 |
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弁護士 |
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調査会社 |
|
窓口ごとに対応が異なるため、自分の状況や希望する手続きに応じて、適切な相談相手を選ぶ必要があります。詐欺被害で泣き寝入りしないために、すぐさま専門家へ相談し、スピーディーに対処しましょう。
婚活アプリでの詐欺は調査の専門家へ相談を
婚活アプリで詐欺に遭った際は、東京中央信用調査への相談がおすすめです。東京中央信用調査はデジタル領域に強く、婚活アプリに潜む詐欺師の調査に適しています。
詐欺師の身元がわからなければ、相談機関に助けを求めても断られてしまうため、調査会社に依頼して必要な証拠をそろえましょう。
東京中央信用調査は、公式サイト・電話・LINEから、年中無休で無料相談を受け付けています。婚活アプリでの詐欺被害に困っている方は、早めに無料相談の利用を検討してください。