SNSやニュース番組などで「NFT」という単語を目にする機会が増えていないでしょうか。
NFTは比較的新しい暗号資産です。多くの詐欺被害がニュースで報道されているため、不安に感じている方も少なくないでしょう。本記事ではNFT詐欺を未然に防ぐ対策や、詐欺にあった際の対処法を解説します。
- ①【迷ったらココ】ART法律事務所
国際恋愛詐欺・海外FX/仮想通貨詐欺などに特化した
【海外事案・投資詐欺事案】に強い、当サイト人気No.1の法律事務所
- ②田中保彦法律事務所
FX・株式投資詐欺や副業・情報商材詐欺、SNS・マッチングアプリ詐欺などの
最新の詐欺情勢に精通した法律事務所
- ③山本法律事務所
投資詐欺や海外FX・仮想通貨詐欺、副業・SNS詐欺への
経験と実績が豊富な法律事務所
NFTとは何か?
NFTはNon-Fungible Tokenの略称であり、日本語では非代替性トークンと呼ばれます。
非代替性とは他のものと交換できないことを意味し、トークンは暗号資産と同義です。アートや写真、動画などのデジタルコンテンツがNFTに該当します。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産とは異なり、NFTはほかのデジタルコンテンツと交換できません。NFTは暗号資産を使って購入できます。
NFTはブロックチェーン技術を用いたデジタルコンテンツです。ブロックチェーンとは、複数のコンピューターシステムが接続されたネットワーク上の取引履歴を処理・記録するデータベースです。
ブロックチェーン技術を応用することで、NFTの改ざんや偽造が防げます。
NFT詐欺の代表的な手口・事例
NFT詐欺の代表的な手口は、以下の5つです。
- 偽のNFTを購入させる
- 実在しないサイトに誘導してくる
- NFTを装うリンクやファイルから感染させる
- Rugpulが市場で横行している
- フリーWi-Fiから個人情報が盗まれる
詐欺師はさまざまな手口を利用して被害者からお金を騙し取ります。NFT詐欺の手口を理解して、お金を騙し取られないようにしましょう。NFT詐欺の手口を詳しく解説するため、参考にしてください。
偽物のNFTを購入させる
NFTを利用した詐欺師は、被害者に偽物の商品を購入させてお金を騙し取ります。
ブロックチェーン技術を使用するNFTの偽造はほとんど不可能ですが、画像のスクリーンショットで偽物を作成できます。資産価値のない偽物のNFTを購入させて、被害者からお金を騙し取る手口です。
大手のNFTマーケットプレイスでも偽物の商品が販売されている場合があるため、注意してください。
作者を装って偽物のNFTを作り、マーケットプレイスで販売する手口も増えています。NFTが偽物か判定できるサービスもあるため、購入前に利用を検討してみてください。
実在しないサイトに誘導してくる
実在しないサイトへの誘導も、NFT詐欺の代表的な手口の一つです。
詐欺師は購入者の個人情報やウォレットなどを盗み取るために、偽物のNFTマーケットプレイスを設置します。偽物のサイトは、正規のマーケットプレイスに極めて類似したレイアウトで作成されています。
正規と偽物のサイトではURLやレイアウトがわずかに異なっているため、注意深く確認しましょう。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを通じて、偽物のマーケットプレイスに誘導する手口が増えています。見知らぬ方からのSNSのダイレクトメッセージ(DM)にリンクが張られている場合には、絶対にクリックしないでください。
NFTを装うリンクやファイルから感染させる
不正なリンクやファイルからウイルスに感染させてお金を騙し取る行為は、NFT詐欺の手口の一つです。
登録するユーザーにNFTを送れるマーケットプレイスでは、詐欺師は商品を送りつけてマルウェアに感染させようとします。マルウェアとは、不正な動作を行う目的で作成された悪意のあるソフトウェアの総称です。
マルウェアに感染すると、登録サイトに不正にアクセスされてウォレットが盗まれるため、注意してください。
NFTでは、一定条件を満たした人に無料で商品を配布する「エアドロップ」という企画があります。NFT製作者から購入者への感謝の意味で使用されます。
エアドロップを悪用した詐欺の手口が増えているため、見知らぬ人物から送られてきたNFTを開いてはいけません。信頼できるユーザーからのNFT配布か必ず確認しましょう。
Rugpullが市場で横行している
NFTを利用した詐欺手口として、Rugpull(ラグプル)が市場で横行しています。
Rugpullとは集めた資金を運営者が持ち逃げする詐欺行為です。最初から詐欺を目的としてプロジェクトを立ち上げ、出資者からお金を騙し取ります。NFT市場は法整備が整っておらず、Rugpullが横行しているため注意してください。
詐欺師はプロジェクト開始から資金持ち逃げまで悪質な行為を行わず、Rugpullの判別は困難です。運営者のプロフィールに不明な点が多い場合は、詐欺の可能性が高いといえます。出資前にプロジェクト運営者が信頼できるか確認しましょう。
フリーWi-Fiから個人情報が盗まれる
フリーWi-Fiを経由した個人情報の盗難も、NFT詐欺の手口の一つです。
駅やカフェ、ホテルなどにはフリーWi-Fiの電波が飛んでいます。フリーWi-Fiに接続すれば誰でも無料でインターネットにアクセスできますが、十分なセキュリティ対策が取られていません。詐欺師にハッキングされて、個人情報が盗まれる可能性があります。
個人情報が盗まれた場合、ウォレット情報が抜き取られます。ウォレット情報を保有する端末でフリーWi-Fiに接続しないでください。
NFT詐欺を防ぐ対策5選
NFT詐欺を未然に防ぐ対策は、以下の5つです。
- 出品者や販売元などをチェックする
- DMは無視する
- メールやリンクの真偽を確認する
- セキュリティソフトを導入する
- DYORの概念を基本にして行動する
適切に対策してNFT詐欺の被害を防ぎましょう。NFT詐欺に遭わないための対策を詳しく解説します。
1. 出品者や販売元などをチェックする
NFT詐欺を未然に防ぐためには、出品者や販売者などをチェックすることが大切です。
詐欺師は本物そっくりの偽サイトを作成します。レイアウトを完全に模倣しており、偽物との判別が難しい場合があります。Googleに広告費を支払うことで、検索上位に表示させている偽サイトもあるため、注意してください。
正式なマーケットプレイスであれば、多くのNFTにSNSが紐づけられています。購入前に出品者や販売元の公式サイトやSNSなどを必ず確認しましょう。
2. DMは原則無視する
NFT詐欺に遭わないために、見知らぬ人から送られてきた勧誘DMは無視してください。
SNSやチャットツールなどのDMを利用した詐欺が増加しています。「NFTを買いたい」とDMで勧誘し、お金を騙し取る手口です。見知らぬ人からDMが送られてきた場合は、詐欺の可能性が高いため注意してください。
インフルエンサーを装ってDMを送りつけてくる場合もあります。勧誘DMで利益が得られることはほとんどないため、知人以外からのメッセージは原則無視しましょう。
3. メールやリンクの真偽を確認する
メールやリンクの真偽の確認は、NFT詐欺に遭わないための対策の一つです。
詐欺師はお金を騙し取る相手に、リンクやファイルを添付したDMを送ります。リンクやファイルをクリックすると、個人情報が盗まれたり、実在しないサイトに誘導されてお金を騙し取られます。
メールやDMが送られてきた場合には、送信元が本物か確認しましょう。
SNSやメッセージアプリの設定を変更し、見知らぬ人からのDM通知を切ることも可能です。DMを気にしてしまう方は、通知の設定変更も検討してください。
4. セキュリティソフトを導入する
NFT詐欺を未然に防ぐために、セキュリティソフトを導入しましょう。
セキュリティソフトにはウイルスを検出する機能が備わっています。DMのリンクをクリックしたり、ファイルを開いたりした際には警告を表示します。ウィルス感染が心配な場合には、セキュリティソフトを使って検査してください。
世の中では常に新しいマルウェアが発見されており、セキュリティファイルも定期的に更新されています。最新のマルウェアの脅威から身を守るために、セキュリティソフトは常に最新版に更新してください。
5. DYORを基本にして行動する
DYORを基本にして行動することは、NFT詐欺に遭わないための対策の一つです。
DYORとは「Do Your Own Research」の略称です。「他人に頼るのではなく、自分自身で調査を行うべき」ということを意味しています。インターネットやSNSの情報に惑わされずに、自分で調査することを心掛けてください。
DYORは、NFTでは基本的な概念として考えられています。NFT市場は法規制が追いついておらず、詐欺が横行しているため、十分に調査したうえで利用してください。
NFT詐欺に遭った際の対処法
NFT詐欺に遭ってしまった場合は、以下の方法で対処しましょう。
- ウォレットから資産を出金して接続を解除する
- 詐欺師とのやり取りを全て記録・保存する
- 警察に相談する
- 投資詐欺に強い弁護士に相談する
適切に対処することで詐欺被害の拡大を防げたり、被害金を回収できたりする可能性があります。詐欺被害に遭った場合でも、落ち着いて対処してください。
NFT詐欺に遭った際の対処法を詳しく解説します。
ウォレットから資産を出金して接続を解除する
NFT詐欺に遭ったら、ウォレットから資産を出金して接続を解除しましょう。
詐欺師は、被害者から資産を盗み取ることが目的です。
資産が盗まれていない場合でも後日出金される恐れがあるため、すぐにウォレットからNFTを引き出してください。資産をほかの口座に移動できれば、詐欺師にお金を盗み取られる心配はありません。
資産を移行したあとは、ウォレットの接続を解除することが大切です。詐欺被害を受けたウォレットはログイン情報を盗み取られている可能性が高いため、使用しないでください。
詐欺師とのやり取りを全て記録・保存する
NFT詐欺に遭った場合は、詐欺師とのやり取りをすべて記録・保存しましょう。
詐欺師からお金を取り戻すためには、相手の身元を特定できる情報が必要です。詐欺に遭ったと気づいたら、以下の情報を記録・保存してください。
- 名前
- 業者名
- 詐欺商品
- DMでのやりとり
- 電話の内容
詐欺師とのやり取りをもとに弁護士に相談することで、NFT詐欺の被害金が返金される可能性があります。NFTを利用した詐欺に遭っても冷静に対処することが大切です。
警察に相談する
NFT詐欺に遭ったら、警察に相談してください。
詐欺は犯罪行為であるため、警察に被害届を提出することが大切です。
被害届をもとに捜査が開始されれば、詐欺師の逮捕に繋がり被害を減らせる可能性があります。詐欺被害の拡大を防ぐためにも、警察に相談しましょう。
ただし、詐欺師を特定する情報や証拠がない場合、警察は捜査をしない可能性があります。NFT詐欺に遭ったと気づいたら、詐欺の証拠を集めることを心掛けてください。
警察は民事介入できないため、詐欺被害の返金請求は行えません。被害金の回収には法的手続きが必要な場合もあるため、警察だけでなく弁護士にも相談してください。
投資詐欺に強い弁護士に相談する
NFT詐欺に遭った際には、投資詐欺に強い弁護士への相談がオススメです。
弁護士は法的手続きにもとづいて、詐欺師に返金請求を行えます。詐欺を立証する証拠が揃っていれば、民事訴訟により詐欺師からお金を取り戻せる可能性があります。
NFT詐欺に遭った場合には、投資詐欺の返金請求に強い弁護士に相談しましょう。
ただし、NFTによる送金の流れは銀行口座の振り込みよりも追跡が難しく、送金先の特定は困難です。被害金を回収できない可能性がある点は注意してください。
NFT詐欺でお困りの際は法律事務所への相談がおすすめ
NFT詐欺の対処法にお困りの際には、投資詐欺に強い弁護士が在籍する法律事務所に相談してください。迅速に相談して証拠を集めることで、詐欺の被害金が返金される可能性があります。
NFTは歴史が浅く法整備が不完全です。多くの詐欺被害が報告されているため、しっかりと知識をつけたうえでNFTを利用しましょう。本記事で紹介した詐欺を未然に防ぐ対策も参考にしてください。
NFTを利用した詐欺に遭ったら、以下のリンクより無料相談することをオススメします。
恋愛詐欺、FX詐欺、仮想通貨詐欺被害に特化しています。
弁護士歴16年のベテラン弁護士が、最短5分で調査結果をご報告&ご説明し、被害回復を行います。
料金 | 相談料:無料 成功報酬:3.3%〜 |
対応エリア | 全国対応 |
受付時間 | 24時間365日 |
詐欺被害専用相談窓口 | 0120-758-069 |
FX・株式投資詐欺や副業・情報商材詐欺、SNS・マッチングアプリ詐欺に特化した法律事務所です。
詐欺被害の解決に精通した弁護士があなたの代わりに返金請求を行います。
料金 | 相談料:無料 成功報酬:5% |
対応エリア | 全国対応 |
受付時間 | 24時間365日 |
詐欺被害専用相談窓口 | 03-4530-6460 |
投資詐欺や海外FX・仮想通貨詐欺、副業詐欺の経験と実績が豊富な法律事務所です。
平成25年から弁護士として活動している敏腕弁護士が、悪質な詐欺被害の回復を行います。
料金 | 相談料:無料 成功報酬:(被害回復の状況により変動) |
対応エリア | 全国対応 |
受付時間 | 24時間365日 |
詐欺被害専用相談窓口 | 0120-238-046 |