令和3年の特殊詐欺による被害総額は2億6,800万円にも上り、被害件数は年々増加傾向にあります。
特に昨今ではコロナ禍の影響による収入減少からギャンブルに手を出す人が増え、公営ギャンブルである競艇などを利用した詐欺の被害も発生しています。
被害者の不安な気持ちにつけ込み「絶対に勝てる」「簡単に稼げる」といった言葉で、金銭を騙し取るケースが絶えません。
その入口はInstagramやTwitterなどのSNSであることがほとんどです。
今回はギャンブル詐欺に詳しい調査員が、SNSに潜む競艇詐欺の特徴や見分け方、被害にあった場合の対処法と相談窓口について説明します。
SNSやマッチングアプリ関連の詐欺被害が急増中です。特に異性を装い好意を利用した国際恋愛詐欺が増えています。 「返金してもらいたい」「詐欺かどうか相談したい」という方は、詐欺師の特定に強い調査会社へ相談してみましょう!(※弁護士に断られた方でも対応可)
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競艇詐欺の入口はSNSからがほとんど
SNSは私たちの生活に深く浸透しているコミュニケーションツールですが、その分詐欺師にとっても利用しやすい詐欺の道具となっています。
インスタグラムでの手口
Instagramは若い世代を中心に多くの人が利用しているSNSです。
日本ではTwitterのほうがInstagramよりもユーザー数が多いのですが、実は世界的に見るとInstagramユーザーのほうが多く、約10億人が利用しています。
その数はTwitterユーザーの約3倍です。
詐欺には外国人が関わっていることも少なくないため、Instagramのほうが国際的な詐欺に使われやすい傾向にあります。
狙われやすいのは20代〜30代の男性
最近の競艇は親しみやすいCMや「ボートレース」といった呼称、競艇場のクリーン化などによってカップルやファミリー層の参入が増えてきています。
インターネット投票もできるようになり、年々規制が厳しくなってきているパチンコ・スロットよりも参入障壁が下がっていることで、若年層のユーザーが参入しやすくなったことも理由の1つです。
また20〜30代はSNSでの活動も活発なため、詐欺の被害にあう可能性が高まります。
フォローするだけで狙われる
もし相手が詐欺師だった場合は、フォローするだけで「獲物がかかった」と思わせることになるからです。
詐欺師は常に、SNS上にエサをぶら下げて獲物を待ち構えているということを忘れないようにしてください。

競艇詐欺の手口
競艇詐欺は巧妙な手口で金銭を騙し取ろうとしてきます。
相手を信じ込ませるために様々な方法でアプローチしてくるので、注意しましょう。
突然のDMに要注意
フォローすると、突然相手からダイレクトメッセージが来るケースが多発しています。
信用させるために長期的にやりとりを重ねたり、無視をしてもしつこく何度もメッセージを送ってきたりと、あらゆる手段を使うのが詐欺師です。
1万円という低いハードル
詐欺師は「月額1万円で勝てる方法を教えます」といった言葉で誘ってきます。
そして「もし勝てなければ返金します」などの安心感を与える言葉を言い、「それならやってみてもいいかな」と思わせるのです。
冷静に考えれば怪しいとわかりそうなものですが、意外にもこの1万円という金額が「詐欺ならもっと高い金額を提示するだろう」と思わせるポイントになっています。
たとえ少額だとしても、金銭のやりとりはおこなわないようにしましょう。
当たるのは最初だけ
もし金銭を支払った場合、詐欺師から買うべきレースと舟券の指示があるでしょう。
詐欺師は相手を信用させるためにまずは確実なものを指示してくるので、指示通りに買えば儲かるものを勧めてきます。
こちらが多少疑いをもっていても、指示通りの行動により成功することで相手を信用させるのが詐欺師の狙いなのです。
その後は指示通りに舟券を買っても予想は当たらず、返金を求めても返ってくることはありません。
相手によって変わる手口
詐欺師は相手の性別や年代、状況によって手口を変えてきます。
被害の連鎖や取り返しのつかないことにならないように、どのような手口があるのかを知っておくことが大切です。
サポート型や代理購入詐欺
競艇詐欺の中には「勝てるようにマンツーマンでサポートします」といった手口も存在します。
また、「確実に儲かるように代理で購入します」と自分にお金を預けるように仕向ける手口も見られます。
このような場合、「順調にお金は増えています」「◯万円儲かりました」などのメッセージを毎日送ってきたり、さらに信ぴょう性をもたせるために画像を添付したりするので、信じて追加投資をしてしまう被害者も多いのです。
被害者救済詐欺
もし詐欺の被害にあったあとに、「詐欺被害者のサポート」をかたる人物が現れたら気をつけましょう。
そのため被害者の気持ちにつけ込んでサポートや救済を装い、手数料やサポート費などと称してさらに金銭を騙し取ろうとする詐欺師が出てくるのです。
国際恋愛詐欺やフレンド詐欺
国際恋愛詐欺は女性の被害が多いイメージですが、実は男性の被害者も多い手口です。
国際フレンド詐欺やベストフレンド詐欺と呼ばれるものも増えており、時間をかけて恋人や親友のように距離を縮めていき、言葉巧みに相手を信じ込ませて財産を騙し取ります。
競艇詐欺の中にも、SNSで知り合って仲良くなった友人から誘われて騙されるといったケースがあります。
詐欺被害のリスクを減らすためにも、SNS上で知り合った相手とは適度な距離を保つことが重要です。
競艇詐欺の見分け方
競艇詐欺の被害にあわないようにするためには、その特徴を知って見分けることがとても大切です。
以下に気をつけるべきポイントを説明しますので、ぜひ参考にしてください。
SNS広告や豪華な生活写真はすべて嘘
SNS広告には怪しい業者や詐欺師が多く潜んでいます。
詐欺サイトに誘導されたり、個人情報を抜き取られたりするリスクがあるため、SNS上の広告はクリックしないようにしましょう。
また、SNSでよく見かける成功者のような豪華な生活写真も、期待感を高めるための演出であることがほとんどです。
「必勝法」などの甘い言葉に注意
「必ず勝てる」「絶対に儲かる」などの甘い言葉は詐欺師の常套句です。
競艇に限らず競馬やパチンコ、FXなどの投資に関しても同様の文言が使われていることが多く、それらはすべて詐欺だと思ってよいでしょう。
事前に料金が発生する
詐欺師の目的は財産を騙し取ることなので、ほぼすべての詐欺において事前に金銭の支払いを求められます。
登録料や月会費を事前に請求されたら、毅然とした態度で断りましょう。
少しでも迷いを見せてしまうと、また別の手口で狙われかねないため注意が必要です。

競艇詐欺にあってしまったら
もし競艇詐欺にあってしまったら、速やかに対応機関に相談をしましょう。
適切な窓口に相談することで、早期解決にも繋がります。
国民生活センター・消費者センター・消費者ホットラインに相談
被害の有無にかかわらず、詐欺かもしれないと感じたら最寄りの国民生活センターや消費者センターに相談してください。
最寄りのセンターがわからない場合は、「188(いやや!)」で繋がる消費者ホットラインで地域の窓口を案内してもらえます。
警察に被害届を出す
詐欺の被害にあったら最寄りの警察署に被害届を出すことがとても大切です。
同様の被害が多ければ、積極的に捜査に動いてくれる可能性も高まり、さらなる被害拡大の防止にも繋がります。
弁護士や調査会社に相談
金銭的被害がある場合には、弁護士に相談することで騙し取られたお金の返還請求ができます。
ただし、相手の身元が判明していないと警察も弁護士も動くことができません。
そのためもし相手の身元の特定が必要な場合は、調査会社に相談するのがおすすめです。
まとめ
競艇詐欺などのギャンブル詐欺は、人の欲につけ込んだ卑劣な犯罪です。
またギャンブル詐欺だけではなく、投資詐欺や国際恋愛詐欺などの特殊詐欺には外国人グループが関与していたり、日本人が手引きしていることも少なくありません。
インターネット上での詐欺は犯人の特定が難しく泣き寝入りとなるケースも多いため、犯人の身元がわからない場合は、デジタル領域に強い調査会社に犯人の身元特定を依頼してみてはいかがでしょうか?
その際には詐欺被害などの犯罪の調査に強い当サイトで紹介している無料相談をご利用ください。
国際恋愛詐欺でお金を騙し取られたなら、まずは弁護士に無料相談しましょう。
詐欺に強い弁護士事務所であれば、あらゆる手口を網羅しているので最短1日で解決できる可能性があります。また、無料相談だけで解決する事もありますので、早めの相談をおすすめします。
国際恋愛詐欺に強い弁護士に相談したいなら、全国対応している『ART法律事務所』が1番おすすめです。