Decode Global(デコードグローバル)の投資詐欺疑惑を徹底調査|被害事例と対処法

近年、SNSやマッチングアプリを通じて海外の投資話を持ちかけ、偽の取引所に誘導する詐欺が多発しています。海外の投資プラットフォーム「Decode Global」(デコードグローバル)もその一つではないかと疑われており、実際に出金できないなどのトラブル報告が相次いでいます。本記事では、Decode Globalに関する詐欺の疑いについて、被害者の声や勧誘手口、運営の実態、そして万が一被害に遭ってしまった場合の対処法まで徹底調査しました。

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Decode Globalとは?怪しまれる理由

Decode Global(デコードグローバル)とは、海外に拠点を置くとされるオンライン投資プラットフォームです。公式にはオーストラリア・シドニーに本社を持つ金融サービス企業「Decode Global Limited」が運営し、FX(外国為替)や暗号資産などの取引サービスを提供しているとうたっています。一見するとグローバルに展開する正規のブローカーに見え、「高いレバレッジ」「豊富な取扱商品」「万全のサポート」等を謳っています。しかし、これらの主張とは裏腹に、ネット上では「出金ができない」「連絡が途絶えた」といった深刻な報告が多数寄せられており、投資詐欺の疑いが指摘されています。

まず、Decode Globalは公式サイトのドメインや名称が複数存在する点で不信感を招いています。確認されている関連サイトには、主な取引サイトとみられる「decodefx.com」や会社案内の「decode-group.com」、過去には「decodeefx.com」というサイトも運営されていました。さらに、日本のユーザーからは「decode-global.deglobal.top」「decode-global.korollue.com」といった怪しげなURLに誘導されたケースも報告されています【Yahoo!知恵袋】。これらは一貫性に欠け、まるで短期間でサイトを転々と変えながら運営しているかのようです。

また、Decode Globalは金融ライセンスや規制当局の認可に関する情報が曖昧です。例えば「オーストラリアのASIC(証券投資委員会)やバヌアツのVFSCからライセンスを取得済み」と宣伝されていますが、その実態は確認困難です。実際に調べてみると、シンガポール金融管理局(MAS)の投資家警告リストに「Decode Global / Decode Global Capital Pte Ltd」という名義で掲載されており、シンガポールの住所や電話番号が記載されています。しかし、これは当局に未登録で無許可の事業者であることを示すもので、信頼性に欠けると言えます。日本国内でも金融庁の警告リストに載っていなくとも、少なくとも日本の金融商品取引業の登録はなく、無登録で投資勧誘を行っている可能性が高いです。

こうした背景から、Decode Globalには当初から「実態の見えない怪しい業者」との指摘が出ていました。では実際にどのような被害が生じているのか、次章で被害者の声を詳しく見ていきましょう。

デコードグローバルをめぐる被害者の声

Decode Globalに関しては、SNSやQ&Aサイト上に複数の被害報告や相談が寄せられています。ここでは、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋に投稿された声を中心に、実際にどのようなトラブルが起きているのか紹介します。

Yahoo!知恵袋に寄せられた相談例

まず、Yahoo!知恵袋にはDecode Globalに関する相談や質疑応答がいくつも見られます。ある投稿者は「Decode Global Ltdという取引口座は正規でしょうか?大丈夫でしょうか?」と質問しており、それに対する回答では「マッチングアプリやSNSで知り合った、日本語が不自由な外国人から投資を勧誘されていませんか?もしそうなら中国系と思われる詐欺グループによるものの可能性が濃厚です」と指摘されていました【Yahoo!知恵袋】。回答者は過去に確認された多数の詐欺サイトとDecode Globalのサイト構造が酷似している点も挙げ、「勧誘されているなら絶対に応じるべきではない」と強く注意喚起しています。

別の相談では、実際にDecode Globalで取引を始めてしまった方から「出金操作が分からない」との質問が寄せられました【Yahoo!知恵袋】。これに対し、カテゴリーマスターの回答者は、Decode Globalに非常によく似たサイトが大量に存在し、中国系詐欺グループによるサイトである可能性が高いこと、そして「もし出金できなくなっているなら残念ながら資金を取り戻すのは極めて困難」であることを明かしています。その上で、提出した個人情報が悪用される二次被害の恐れもあるため、警察(#9110)への相談を勧めています。

実際に被害に遭ったと思われるユーザーの生の声もあります。同じ知恵袋内で、ある匿名ユーザーは「私も出金方法を検索しても何も出てこない。このアプリ怪しいですよ。私は中国人の女性から誘われました。解約・退会の仕方を教えてくれと言ったら音信不通になりました」と明かしています【Yahoo!知恵袋】。これにより、やはり勧誘役の人物が中国人女性で、都合が悪くなると連絡を絶ってしまう実態が浮き彫りになっています。

X(旧Twitter)やLINE上での指摘

Twitter上でも、Decode Globalに関する注意喚起の投稿が確認できます。具体的なツイートを挙げると、「Decode Globalという海外FX業者から出金拒否に遭った」「サポートに問い合わせても返事がない」といった被害報告があります(※被害者保護のためツイートへの直接リンクは控えます)。また、Decode Globalの勧誘はTwitterやInstagramなどのDMから始まるケースも報告されており、「見知らぬアカウントから急に投資話を持ちかけられたら警戒すべき」との声が上がっています。

さらに、LINE上のオープンチャットでも被害が広がっています。Yahoo!知恵袋の別の質問者は、「LINEで招待されたDECODEというFX取引所は安全でしょうか?」と相談しており、質問者自身が「DECODE GLOBAL 中島久雄という人物によるFX詐欺ですね!気を付けます!LINEでガンガン連絡が来るので問い合わせしましたが日本語がおかしいです。LINEグループに140人ほど参加しています」と追記しています【Yahoo!知恵袋】。この証言から、「中島久雄」という名前の人物が講師役を務めるLINE投資グループに大量の参加者を集め、一斉にDecode Globalへの投資を煽っていたことが伺えます。日本語が不自然であったことも、海外詐欺グループによる典型的な兆候と言えるでしょう。

他にもネット上には、「マッチングアプリで知り合った外国人にDecode Globalを勧められて入金したら520万円を失った」といった深刻な被害報告も散見されます(オンライン相談サイトの投稿より)。このように、一部の被害者は数百万円規模の大金を騙し取られており、事態の深刻さがうかがえます。

巧妙な勧誘手口と被害内容

Decode Globalを巡る投資詐欺の疑いでは、勧誘の手口や被害の内容に共通したパターンが指摘されています。ここでは、主な勧誘方法と実際に起こる被害の流れについて整理します。

SNS・マッチングアプリでの個別勧誘(ロマンス詐欺型)

まず一つ目の手口は、個別のSNSやマッチングアプリ上で接触してくるケースです。多くの被害者は、InstagramやTwitter、あるいはマッチングアプリで知り合った相手から投資話を切り出されています。その相手は、「海外在住で日本語が少し不自由な日本人(もしくはハーフ)」「見た目の良い異性」であることが多く、巧みに信頼関係を築こうとしてきます。最初は雑談や趣味の話題で距離を縮め、次第に「実は安全に稼げる投資がある」「あなたにも手伝ってあげたい」といった話を持ちかけ、Decode Globalなどの取引サイトへの登録を促してきます。

この手口はまさにロマンス詐欺と投資詐欺が組み合わさった形態です。特に好意を利用された場合、被害者は「この人のために」と疑いを持ちにくくなるため、詐欺師にとって絶好の手段となっています。実際、前述のYahoo!知恵袋の相談でも「日本語が不自由な美男美女にSNSで知り合って誘われたなら国際ロマンス詐欺です」という指摘がありました。知らない異性から儲け話を持ちかけられたら、例え親しくなったつもりでも決して油断してはいけません。

投資グループ・講師を装った集団勧誘(LINEオープンチャット型)

二つ目の手口は、LINEのオープンチャットなどグループに招待して集団で勧誘するケースです。ウェブ上の広告(近年は有名人の名前や画像を無断使用した広告も見られました)やSNSでの呼びかけをきっかけに、投資勉強会と称するLINEグループに参加させられる流れです。そのグループ内では、“講師”役の人物が株式投資やFXの有益な情報を教えてくれるなどと装い、最初はまともな投資セミナーのように振る舞います。参加者は複数おり、一種のコミュニティを形成して安心感を与えるのも特徴です。

しかし、しばらくすると講師やサポート役のメンバーたちが揃って「もっと効率よく儲けられる方法がある」として、グループ全体に対しDecode Globalなど特定の取引サイトでの運用を提案してきます。先述の例では「中島久雄」と名乗る講師が140人もの参加者に対し一斉にDecode Globalへの投資を煽っていました。このように、多人数を一度に勧誘することで一気に資金を集めようとするのが特徴です。当然ながら、グループ内で他の参加者を装っているのも詐欺グループのサクラである可能性が高く、参加者を安心させるための演出にすぎません。

入金後に待ち受ける罠(出金拒否・追加請求など)

上記の手口で巧みに信用させられた被害者は、Decode Globalのプラットフォーム上で実際に取引を開始してしまいます。当初は少額の入金から始め、「簡単に利益が出た!」「試しに出金してみたらできた!」といった成功体験を演出されることもあります。これは詐欺グループが最初にあえて少額を出金させてみせることで「この業者は本物だ」と信じ込ませ、より大きな資金を入金させる作戦です。

しかし、被害者が数十万円から数百万円といった高額を入金した途端、事態は一変します。いざ利益が出て出金しようとすると、プラットフォーム上で様々な理由をつけて出金を拒まれるのです。その典型的な例が「税金や保証金の支払いが先に必要」「口座が凍結されたので解除手数料を払え」等の口実です。例えば、ある被害報告では「3万ドルの出金申請をしたところ『確認のために25万台湾ドルの保証金が必要』と言われた」「5,000ドル入金後、VIP資格を得るためさらに5,000ドルを入れたら口座凍結され、解除に8,000ドル、その後も『リスク金』6,000ドルを要求され、最後は『安全確認のため1万ドル支払え』と次々に追加送金を求められた」という信じ難い例もあります。もちろん、これらは全て嘘の理由であり、お金を支払っても出金などできずに終わります。

さらに悪質な場合、被害者が出金を求めてサポートに連絡しても、最初はのらりくらりと言い訳をされた挙句、最後には突然連絡が取れなくなります。勧誘してきた人物も「サポートに確認する」などと言ったきり返事がなくなり、Decode Globalのサイト自体もアクセス不能になるケースすらあります。つまり、詐欺グループは一定の金額を騙し取るとサイトを閉鎖し、証拠を隠滅して逃亡してしまうのです。

重要な点は、決して要求通りに追加の送金をしないことです。「出金のため」「口座凍結の解除のため」などと言われても、それ以上の入金は絶対に避けてください。一度騙されたと気付いた段階で被害を食い止めることが何より肝心です。

運営会社の不透明さと関連サイトの存在

Decode Globalの信頼性が低いもう一つの理由に、運営元の不透明さがあります。公式には「Decode Global Limited」(シドニー本社)とされていますが、この会社の実態は極めて不明瞭です。例えば、前述のシンガポール住所は存在しますが、それが実際に事業拠点なのかは疑わしく、金融ライセンスの真偽も確認できません。オーストラリアのASICライセンスについても、同名の登録があったとしてもそれが正規の証券会社として運営されている保証にはなりません。むしろ、詐欺グループが他社名義のライセンス番号を「借用」して名乗っている可能性もあります。

また、Decode Globalに関連する名称が多数存在する点も混乱を招いています。例えば「Decode Finance」や「Decode Holdings」といった類似名称もネット上で散見されますが、これらはDecode Globalと直接の関連があるのか判然としません。推測されるのは、詐欺グループが次々に新しいブランド名を作っては使い捨てている可能性です。実際、先のYahoo!知恵袋の回答者がまとめた情報によれば、Decode Globalとそっくりな作りの偽サイトが少なくとも30種類以上確認されているとのことでした【Yahoo!知恵袋】。例えば「IG Global」「AMTOP Ltd」といった全く別の名前のサイトも、基本的な構造や手口はDecode Globalと同様である可能性があります。

このように、Decode Globalそのものが一つの会社やサイトというよりは、詐欺目的で作られた架空の取引所の「一ブランド」に過ぎないと考えるべきでしょう。運営者は正体を隠し、次々に名称やサイトを変えながら手を替え品を替え勧誘を続けていると考えられます。したがって、Decode Globalという名前だけでなく、似たような特徴を持つ無名の海外取引サイト全般に警戒が必要です。

なお、ネット上の口コミサイトでもDecode Globalの評価は軒並み低いものとなっています。海外FX業者のレビューを集めたサイトでは「危険性の高い取引会社と言える」「規制が不透明で偽の広告の疑いがある」といった厳しい指摘がなされており、実際の利用者からも「サポートが全く連絡に応じない」「出金しようとするとプラットフォームが故障すると言われた」などの不満が寄せられていました。こうした評判も踏まえると、Decode Globalには極めて強い詐欺の疑いがあると言わざるを得ません。

被害に遭った場合の対処法と相談先

残念ながら、Decode Globalのような海外投資詐欺で一度送金してしまった資金を取り戻すのは容易ではありません。しかし、被害拡大を防ぎ、少しでも回収の可能性を探るために、できる限り早く以下の対処を行いましょう。

  1. 追加送金のストップ:先述の通り、詐欺師は様々な理由をつけてさらなる入金を要求してきます。「絶対に儲かる」「今払えば出金できる」などと言われても、それ以上の送金は厳禁です。相手の指示に従うのはここで断ち切りましょう。
  2. 証拠の保存:やり取りしたメッセージ(SNSやメール、LINEのチャット)、取引履歴、送金記録など可能な限り証拠を保存してください。スクリーンショットやメールの保存を行い、相手のプロフィールやサイトURLも記録しておきます。
  3. 警察へ相談・被害届の提出:速やかに警察に相談しましょう。各都道府県警察にはサイバー犯罪相談窓口があり、緊急性が低ければ相談専用電話(#9110)でアドバイスを受けられます。被害額が大きい場合や犯人に心当たりがある場合は、最寄りの警察署で被害届を提出してください。海外が関与する詐欺事件は解決が難しいことも多いですが、被害届を出すことは今後の捜査や他の被害者救済につながる大事なステップです。
  4. 消費生活センター等への相談:お住まいの地域の消費生活センターや国民生活センター(消費者ホットライン188番)にも相談できます。海外投資詐欺の事例に詳しい担当者から、今後取るべき対応についてアドバイスを受けられる場合があります。同様の相談が他にも寄せられていれば、行政から注意喚起が行われるきっかけにもなります。
  5. 専門家(弁護士等)への相談:詐欺被害に詳しい弁護士に相談するのも一つの手です。ただし注意点として、「必ず取り戻せる」と過度に宣伝している業者や弁護士事務所には気を付けてください。中には被害者の弱みに付け込んで着手金だけ取って実際には何もできないケースも報告されています。依頼する場合は、詐欺事件の経験が豊富な弁護士かどうか、費用や見込みについてもしっかり確認した上で検討しましょう。
  6. 送金先の金融機関への連絡:もし銀行振込やクレジットカードで入金していた場合、送金先の銀行やカード会社に事情を説明して取引の取消しや調査を依頼できることもあります。特にクレジットカードの場合はチャージバック(不正取引の取り消し)の制度が適用できる可能性があります。ただし、仮想通貨で送金してしまった場合は取り戻すことが非常に困難です。

以上が主な対処法となります。被害額によっては民事訴訟など法的手段を検討する余地もありますが、海外相手の詐欺では相手の身元特定すら難しいのが実情です。まずは被害を最小限に食い止め、二次被害(個人情報の悪用など)が起こらないよう速やかに動くことが大切です。

繰り返しになりますが、最も重要なのは「怪しい話には近づかない」ことです。高額の利益を短期間で保証するような投資話はほぼ間違いなく詐欺を疑うべきです。Decode Globalの件に限らず、少しでも不安を感じたら家族や公的機関に相談し、一人で抱え込まないようにしてください。

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この記事を書いた人

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