韓国ECサイト「Coupang(クーパン)」偽サイトの詐欺疑惑を徹底調査

近年、日本および海外において韓国大手ECサイト「Coupang(クーパン)」を装った偽サイトによる詐欺の疑いが報告されています。巧妙に公式を装い、ユーザーを騙そうとする手口が確認されており、その被害は拡大傾向にあります。本記事では、クーパン偽サイトの手口や特徴、被害者の声、類似サイトの存在、海外での事例、被害拡大の背景、そして万一被害に遭ってしまった場合の対処法について徹底調査しました。

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Coupang(クーパン)偽サイトとは?その手口と特徴

Coupang(クーパン)は「韓国版Amazon」とも称される韓国最大級のECサイトです。しかし日本では公式にサービスを展開していないため、「クーパン」を名乗る通販サイトは基本的に偽物と考えて間違いありません。実際、公式のクーパン日本法人も「弊社名やロゴを無断使用した偽通販サイトの存在を確認している」と注意喚起しています。

偽サイトの特徴として、公式サイトを思わせるURLやデザインが挙げられます。例えば、一見本物に見える「coupang~」というドメイン名(例:「coupang.jpsoho.com」「coupang.joinseller.com」「coupang.jpnfrm.com」等)が使われています。サイト上にはクーパンのロゴや商品画像が掲載され、ぱっと見ただけでは公式と区別がつきにくいケースもあります。

また、商品の価格設定にも注目です。異常に割安な価格や高額商品の大幅割引など、利用者を惹きつける旨すぎる話が並んでいる場合は要注意です。こうした不自然な安値は、偽サイトによく見られる誘引手法の一つです。公式の注意喚起によれば、偽サイトを利用した場合、ID・パスワード等の個人情報を盗まれたり、代金を支払っても商品が届かない可能性があります。実際に注文した場合、偽物の商品が送りつけられる、さらには架空の手数料を請求されるクレジットカードを不正利用される等、被害に発展する恐れがあります。

偽通販サイトで買い物をさせる手口

クーパン偽サイトの一つの手口は、利用者に偽の通販サイトで買い物をさせて金銭をだまし取る方法です。SNS広告や検索エンジン経由で偽サイトに誘導し、「クーパン日本上陸!記念セール」などと称して商品を販売します。購入者は安さにつられて注文しますが、支払い後に商品が届かなかったり、届いても粗悪な偽物だったという事例が報告されています。公式発表でも「偽通販サイトで注文や振り込みをしないように」と強く注意が促されています。

実際、Yahoo!知恵袋には「ネット通販で注文した品物が2週間経っても届かない」といった相談が寄せられており、その中で「韓国のクーパンは日本では利用できない」との指摘も見受けられました。つまり、日本国内で「クーパン」の名を冠した通販サイトで買い物をした場合、それ自体が詐欺の可能性が高いと言えます。

「無料でショップ開設」を謳う副業勧誘型の手口

もう一つ近年増えている手口が、クーパンでネットショップ運営を持ちかけるタイプの詐欺まがいの勧誘です。例えば、マッチングアプリやSNSで知り合った人物から「Coupangで簡単にネットショップを開ける」と副業話を持ちかけられるケースがあります。その誘い文句は「誰でも簡単に高収益が得られる」「在庫不要でリスクなし」といった魅力的なものですが、安易に信じてはいけません。

この手口では、偽のクーパン出店用サイトに登録させられ、運営者(被害者)は自分のショップを開設したつもりにさせられます。そして、「高額な注文が入ったので商品を仕入れてほしい」「売上金を受け取るには手数料が必要」と言われ、先に立替金や手数料を支払わされるのです。例えばYahoo!知恵袋には次のような相談が投稿されています。

クーパンというネットショップ始めました。200万円を超えるダイヤモンドの注文が入りました。注文が入る→仕入れる→10パーセントの利益。お金が戻らないリスクはありますか?

Yahoo!知恵袋より

この質問者はマッチングアプリ経由で知り合った女性に勧められ、クーパンでショップを開設したところ高額注文が入り、不安になって相談しています。実際の回答では「ネットショップ経営詐欺ですね」と指摘されており、SNS経由の甘い儲け話に注意するよう呼びかけられました。

副業勧誘型の偽サイトでは、ダッシュボード上に売上金額が表示されるものの、出金しようとすると「税金」や「保証金」の名目でさらなる送金を要求されます。ある意味、“先払い詐欺(アドバンスフィー詐欺)”の手口をとっており、被害者が不審に思って送金を止めるまで様々な名目で金銭をだまし取ろうとします。

被害者の声に見る実態:X(旧Twitter)や知恵袋の証言

実際に被害に遭った人や未遂で気づいた人たちの声からは、具体的な手口の様子が浮かび上がってきます。

X(旧Twitter)上では、マッチングアプリで知り合った人物からクーパンでの副業を持ちかけられたという趣旨の投稿が見られます。その中で、詐欺師がもっともらしく語った仕組みとして、次のような説明が紹介されていました。

「クーパンは注文が入るとサイト運営者が補償金を払うことでロケット配送が開始され、決済が済んだら補償金と利潤が振り込まれる」

Xより

要するに「先にショップ側が保証金を支払えば高速配送が始まり、後でちゃんと売上と利益が受け取れる」と説明されたというのです。もちろん、実際にはこのような仕組みは存在せず、保証金名目で支払わせたお金を持ち逃げする狙いと考えられます。この投稿者は「どう考えても詐欺だ」と途中で見抜き、大事に至らずに済んだようですが、巧みな嘘で信じ込ませようとする手口には注意が必要です。

Yahoo!知恵袋にも被害者や疑問を感じた人からの書き込みが複数あります。先ほど紹介した高額注文の例以外にも、「韓国人とネットで知り合い、無在庫販売のショップ運営を勧められたが詐欺か?」という相談も寄せられています。回答者からは「ドロップシッピング詐欺でありロマンス詐欺の一種だ」「すぐに縁を切って警察や消費生活センターに相談を」といったアドバイスがされており、やはり副業話に絡めた巧妙な詐欺の可能性が高いことが伺えます。

他にもある?類似する偽サイトの存在

Coupang以外にも、海外発の人気サービスを装った偽サイトは多数報告されています。最近では中国発の激安通販「Temu(ティム)」の名前を使ったフィッシングサイトや、米国発のファッション通販「SHEIN(シーイン)」を装う詐欺も指摘されています。こうした偽サイトは、一見すると公式サイトや関連サービスに見せかけてユーザーを安心させ、個人情報や金銭を詐取しようとする点で共通しています。

クーパンに関して言えば、「クーパン◯◯」といった名称の偽サイトが複数確認されています。先述の「coupang.jpsoho.com」以外にも、「coupang.helpdeking.com」や「coupang.jpnfrm.com」といった聞き慣れないドメインのサイトが報告されています。名前を微妙に変えたりサブドメインを利用することで、次々と新たな偽サイトを立ち上げている可能性があります。同様の手口を用いる偽サイトが他のサービス名でも作られる可能性があるため、「公式サイトそっくりだから安心」とは決して言えません。

海外(韓国)での被害事例と対策状況

クーパンのお膝元である韓国でも、偽サイトやなりすまし詐欺の問題は発生しています。韓国では主にSMSやメールを利用したフィッシング詐欺の事例が報告されています。例えば、クーパン公式のカスタマーサポート番号を装ったSMSで「こんにちは、クーパン営業部署です」などとメッセージを送りつけ、偽サイトに誘導したり、架空のイベント参加を名目に入金を要求する手口が増加しているとのことです。実際に、「レビュー投稿キャンペーン当選」と称して口座振込を促すケースや、「優良顧客限定アルバイト募集」を装って保証金を振り込ませようとするケースまで確認されています。

こうした事態を受け、クーパンは韓国の関係機関と協力し、公式メッセージには認証マーク(安心マーク)を付与する対策を講じ始めました。また、確認された詐称事例は警察に捜査依頼し、海外から送信される不審メッセージの遮断にも取り組んでいるといいます。このように、韓国国内でもクーパンを騙る詐欺が問題視されており、公式が対策を強化している状況です。

日本における偽クーパンサイトの被害も、海外の詐欺グループが関与している可能性が高く、言語の壁を超えた国境をまたいだ詐欺がインターネット上で横行していることが伺えます。

被害が拡大する背景と注意すべきポイント

なぜクーパン偽サイトによる被害がここまで広がっているのでしょうか。その背景にはいくつかの要因が考えられます。

  • 在宅副業ブームと安易な儲け話への誘い: コロナ禍以降、副業や投資ブームで「簡単に稼げる」話への関心が高まっています。詐欺グループはこの心理につけこみ、クーパンでの無在庫販売などもっともらしいビジネス話で誘導してきます。
  • クーパン知名度の高さと日本未進出: Coupangは韓国では超有名ですが、日本では未進出で知名度が中途半端にあります。そのため、「日本に上陸したのかも?」と信じてしまう人や、公式と偽サイトの区別がつかない人がいます。
  • SNS・マッチングアプリの悪用: SNSやマッチングアプリで個人的に接触し信用させる手口は、近年のロマンス詐欺の常套手段です。クーパン偽サイト詐欺でも同様に、まずは人間関係を構築してからビジネスの話を持ちかけるため、警戒心が薄れ被害に遭う人が増えています。
  • 巧妙で専門的なサイト構築: 詐欺サイトとはいえ、ウェブサイト自体は専門業者並みに作り込まれている場合があります。日本語もある程度自然で、商品も実在の商品データを盗用して掲載しているため、見た目では偽物と分からないほど巧妙です。

以上の背景を踏まえ、ユーザー側が注意すべきポイントをまとめます。

  • 「簡単に儲かる」「限定〇〇枠」などの甘い誘い文句を鵜呑みにしない。
  • URLやドメインを必ず確認する。公式のクーパンは現在日本向けサービスを行っていないため、「.coupang.com」以外の変則的なドメインは利用しないこと。
  • 不自然な日本語や対応に注意。連絡先の担当者が日本語に不慣れだったり、質問への答えが噛み合わない場合は要警戒です。
  • 支払い方法にも警戒。銀行振込のみ要求してくる通販サイトや仮想通貨決済を求めるケースは特に注意しましょう。
  • 周囲に相談する。儲け話やサイトの真偽で迷ったら、家族や友人、専門窓口に相談して客観的な意見を聞きましょう。

もし被害に遭ってしまったら?対処法と相談先

万一、クーパン偽サイトによる被害に遭ってしまった、あるいは巻き込まれそうになった場合は、一刻も早い対応が肝心です。以下の対処法と相談先を参考にしてください。

  • 追加送金や連絡をストップする: 詐欺と気付いた時点で、相手への送金や連絡を直ちに止めましょう。
  • 証拠を保存する: やり取りのメッセージ、偽サイトのURL、取引記録、振込控えなどをスクリーンショットやメールで保存しておきましょう。
  • 警察に相談・被害届を提出: 最寄りの警察署や都道府県警のサイバー犯罪相談窓口に相談し、被害届を提出しましょう。
  • 消費生活センター等の公的機関に相談: お住まいの自治体の消費生活センターや国民生活センター(消費者ホットライン188)に連絡してください。
  • 銀行・クレジットカード会社に連絡: 振込やカード決済をした場合、金融機関に事情を説明して支払い停止や返金措置を相談しましょう。
  • 専門の法律事務所に相談: 被害金額が大きい場合や複雑なケースでは、詐欺被害に詳しい弁護士に相談するのがおすすめです。

被害に遭うと精神的ショックも大きいですが、決して泣き寝入りせず、公的機関や専門家の力を借りて行動することが重要です。一人で悩まず、早めに適切な窓口へ相談しましょう。

幸い、今回取り上げたような詐欺の事例は徐々に共有が広がっています。被害者の声を発信することで新たな被害を未然に防ぐことにもつながります。怪しいと感じたら、無理に抱え込まず周囲に助けを求めてください。

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この記事を書いた人

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