最近話題になっている「Kyroona(キローナ)」という名称のサービス・アプリをご存知でしょうか?SNS上で「動画のスクリーンショットを送れば報酬が得られる」などと宣伝され、簡単に稼げる副業として勧誘されています。しかし、Kyroonaには詐欺の疑いがあり、実際に利用した人からは出金できない・高額な入金を要求された等の被害報告が出始めています。本記事ではKyroonaのサービス詳細や口コミ、海外での類似案件、問題のリンク (bit.ly/kyroona-Google
) の挙動、サイトの仕組みと怪しいポイント、拡散手段や被害状況、関連キーワードや注意喚起情報などを網羅し、この副業案件の危険性について徹底的に解説します。安心して情報発信できるよう、最新の被害事例や証言を引用しながら慎重に調査した内容をお伝えします。

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Kyroona(キローナ)とは何者?怪しいサービスの概要
まずは「Kyroona」という名前のサービスについて基本情報を確認します。Kyroonaはスマホ向けのチャット通信アプリとしてGoogle PlayストアやApp Storeで配信されています。一見すると「友達を見つけて写真や動画を共有できるSNSアプリ」として紹介されており、リアルタイム翻訳やセキュリティに配慮した高機能チャットを謳っています。しかし、運営会社や所在地、連絡先といった情報は公開されておらず、正体不明の新興アプリです。
このKyroona自体は公式ストアで提供されているため一見安全そうに思えますが、実際には短縮URL経由で誘導されるケースが確認されています。問題のリンク「https://bit.ly/kyroona-Google
」は、その名の通りKyroonaアプリのGoogle Playページへリダイレクトされる短縮URLです。同様にiPhoneユーザー向けにはbit.ly/kyroona-Apple
というリンクも用意され、App StoreのKyroonaページに誘導されています。こうした公式ストアへのリンクを使うことで、あたかも正規のサービスで安心できるかのように装っているわけです。
しかし、実際にKyroonaを調べてみると、日本国内ではこのアプリに関する前向きな情報はほとんど見当たりません。SNSやブログでポジティブに取り上げられている例もなく、代わりに「詐欺の可能性が高い怪しいアプリ」との指摘が散見されます。つまりKyroonaという名前は副業詐欺の文脈で急に浮上してきたものであり、信頼できる実績や評判が確認できない状態です。
以上のことから、Kyroona自体はコミュニケーションアプリとして表向き提供されているものの、その実態や使われ方には大いに疑問が残ります。次章では、このKyroonaを使った副業話の具体的な仕組みと手口について見ていきましょう。
Kyroonaを使った副業の仕組みと手口 – 「スクショ送信」で始まる罠
Kyroonaが関与する副業案件は、いわゆる「タスク型詐欺」と呼ばれる手口です。その流れをまとめると以下のようになります。
勧誘の流れ | 内容と手口 |
---|---|
SNS広告で勧誘 | InstagramやTikTokなどで「動画を見るだけで稼げる」「高収入保証」といった広告を目にしたユーザーが、興味を持ち連絡します。 |
LINE等で最初のタスク | 勧誘担当者(偽の人物)がLINEなどでコンタクトし、「YouTube動画を視聴してスクリーンショットを送るだけ」という簡単なタスクを紹介。ユーザーが試しに動画のスクショ画像を送ると、報酬として数百円~数千円がPayPay等で実際に支払われます。 |
専用アプリへの誘導 | 「より効率よくやり取りするため」と称して、Kyroonaアプリへの登録を指示。以降の連絡はKyroona上で行うようになります。 |
VIP課題への勧誘 | 通常タスクでユーザーの信頼を得た後、「高額報酬が得られるVIP課題ができる」と持ちかけます。ただし参加条件として「指定口座に一定額を振り込む必要がある」と説明され、例えば1万円の入金を要求されます。 |
追加の入金要求 | ユーザーが言われた通り入金すると、「課題は複数回こなさないと報酬を受け取れない」などの理由でさらに追加の課題(≒追加入金)を要求されます。操作ミスやデータエラーが発生したと偽り、「保証金」や「修正費用」の名目で一層高額な入金(例:15万円×数回)を強要されます。 |
出金しようとすると… | 最終的に「利益が出たので引き出そう」とユーザーが試みると、今度は出金手数料や税金の支払いを要求されます。この時点で不審に思い運営に問い合わせても要領を得ず、実質出金不可となります。最悪の場合、ここで連絡が途絶え、入金したお金はすべて騙し取られてしまいます。 |
以上が典型的な手口の流れです。実際の被害事例として、青森県では次のようなケースが報告されました。
青森県内に住む30代の男性は、Instagram上の副業広告から「佐藤みやび」というLINEアカウントと連絡を取り、紹介された「動画のスクショを送る副業」で最初に数百円の報酬を得ました。その後、男性は指示に従ってKyroonaアプリをインストールし、Kyroona上で連絡を取りながら副業を続行しました。
やがて「高報酬のVIP課題ができる」として指定口座に1万円を振り込むよう指示され、男性は振り込みを実行。しかし「報酬受取には課題を3回こなす必要がある」と言われ、さらに3万円を追加で振り込ませました。
その後、「取引データにミスがあり、15万円を入金すれば修正できる」と要求され、男性は計15万円×3回=45万円を振込。最終的に出金を試みた際、「出金手続き費用」を請求されたことで不審に思い、警察に相談して被害に気付いたということです。
引用元:RABニュースレーダー(日本テレビ系) 2025年4月28日
上記のケースでは合計約49万円を騙し取られましたが、これは氷山の一角に過ぎません。同様に、50代女性が「安達鮎美」と名乗る人物に誘導され、Kyroonaでのやり取りを通じて1週間ほどの間に計20万5,000円を振り込まされる被害も発生しています【出典:Yahoo!ニュース(八戸警察署発表、2025年4月)】。このように、Kyroonaを利用した副業話は「最初だけ少額を支払って信用させ、後から高額を巻き上げる」典型的な詐欺の構図になっていることが分かります。
Kyroonaに関する評判と被害者の声
では、実際にKyroonaやこの副業に関わった人々の声はどうでしょうか。SNSやQ&Aサイトには、早くも警戒や被害の報告が投稿されています。
質問: 副業アプリのkyroonaって今利用してるのですが、調べてみると詐欺行為でお金を取られるような事が書いてありました。利用してる方はいませんか?
回答: 副業アプリの時点で詐欺確定です。
引用元:Yahoo!知恵袋(Q&A投稿)
上記のように、Yahoo!知恵袋ではKyroonaに関する質問が登場し、回答者から「副業アプリと名乗る時点でほぼ詐欺確定」と断じられる場面も見られました。また、実際にタスクを始めてしまったものの途中で不審に気付き撤退したという人もいます。
なんか知らんけど動画見てスクショ送っただけで2400円貰った(まだ増える) この気前の良さ、ますます日本人じゃない気がする(どんでん返し来ませんように)
↓
まだインストールしてないしここでやめとこう。やっぱり上手い話はないな。ただ小金が得られたのは事実(信用させる為らしい)。まぁおかしいとは思ったよ。副業広告怖いね…皆様もお気を付けください。
引用元:X(旧Twitter)投稿
上記はX(Twitter)の投稿からの引用ですが、「最初にスクショ作業で2400円稼げたが、やはり怪しいのでアンインストールしてやめた」という内容です。投稿者は「うまい話はない」「副業広告怖い」と警鐘を鳴らしており、実際に少額稼げてもそれは信用させるための撒き餌にすぎなかったと振り返っています。
この他にも、5ちゃんねる等の匿名掲示板や各種SNSで「Kyroonaで稼げたという実例は皆無」「結局出金できず連絡が途絶えた」などの声が上がり始めています。現時点で、Kyroonaを利用して本当に利益を得られたという確証は一切確認できません。逆に、利用者の大半が途中で不審に気付き撤退するか、続けた場合は最終的に被害に遭っている状況です。
海外での言及・類似する詐欺サイトの存在
Kyroonaに関する詐欺疑惑は、日本だけでなく海外でも指摘されています。例えば台湾・香港など華語圏のネット上では、「Kyroona詐騙」(Kyroona詐欺)というキーワードで注意喚起のブログ記事やSNS投稿が見られます【参考:UDNブログ】。そこでは「最初の数回は出金できるが、その後VIP任務で騙される」「高品質任務には絶対参加するな」といった具体的な警告が発信されています。実際、中国語の被害報告では「最初に少額を出金させて信用させ、VIPと称する高額案件で一気に騙し取る手口」が暴露されており、日本で起きている事例と全く同じ構図であることが分かります。
さらに、Kyroonaと類似した名前や仕組みの詐欺アプリも複数存在しています。最近日本で確認された例では「Pesqiu(ペスキュ)」というアプリを使った同様のタスク詐欺や、「Lu Jing(ルージン)」といった名前の案件が報告されています【参考:関連情報サイト】。いずれも「SNSで誘導→偽アプリでタスク→出金させず入金要求」という共通パターンであり、背後にいる詐欺グループは手を変え品を変え各国で同様の手口を展開しているものと考えられます。
このように、Kyroonaは日本国内だけの孤立した事例ではなく、国際的にも問題視されている詐欺的スキームの一環と言えるでしょう。海外の警告情報も踏まえ、より一層の注意が必要です。
Kyroonaサイト・アプリの特徴と怪しいポイント
次に、Kyroona自体のサイトやアプリから分かる怪しいポイントを整理します。
- 運営者情報が不明:公式サイトやアプリ内に会社名・住所・連絡先の記載が一切ない点は、信頼性に欠けます。通常、正規の金融サービスや副業サービスであれば運営会社の情報開示がありますが、Kyroonaにはそれが見当たりません。
- セキュリティ証明の欠如:Kyroonaのウェブサイト(
kyroona.com
)は存在するものの、https化(SSL化)されていないページしか確認できません。ユーザー情報を扱うサービスとしては不自然で、公式サイト自体に力を入れていない印象です。 - 開発元が個人名義:App Storeの情報によれば、Kyroonaのデベロッパー名は謎の個人(例:「Aaron Jay Braza」)となっています。日本人・日本企業ではなく、海外の個人名義である点も怪しさを増しています。
- アプリ説明文と実態の乖離:アプリストア上の説明では「厳格にガイドライン遵守」「ISO27001認証取得」「盗聴防止・エンドツーエンド暗号化」など安全性を強調しています。しかし、これはユーザーを安心させるための装飾に過ぎず、実態は詐欺の温床となっている可能性が高いです。説明文中に別名「ChatLife」という文言が混在するなど、使い回しの痕跡も見られます。
- 独自ウォレットの存在:被害者の証言によれば、Kyroona上で独自の「利益管理サイト」や「ウォレット」が用意され、そこにユーザーの入金額や報酬インセンティブを記録する仕組みがあるようです。外部からは中身が見えず、透明性が全くありません。このようなブラックボックス環境は典型的な詐欺サイトの特徴です。
- 出金に関する情報が皆無:通常、金融アプリやポイントアプリであれば「出金方法」「換金条件」等が明示されています。しかしKyroona関連の案内では、出金についての具体的説明が一切ありません。ユーザーから引き出しの相談をされると、様々な理由で先延ばし・追加請求するのみで、正当な出金処理には決して応じないと考えられます。
以上の点から、Kyroonaのサイトやアプリ自体が既に信頼性ゼロと言っても過言ではありません。公式ストアで入手できるとはいえ油断は禁物であり、安易に登録・利用すれば高確率で金銭被害に遭う危険なプラットフォームであると判断できます。
被害の広がりと拡散手段・関連情報
Kyroonaを悪用した副業詐欺の被害は、2025年4月以降日本各地で急増傾向にあります。前述の青森県での被害のほか、各地の消費生活センターや警察への相談が相次いでいるようです。実際、消費者庁は4月に「スクショ送信副業」に関する注意喚起を行い、「SNS広告から誘導される副業トラブルに注意」と公式に発表しています【参考:消費者庁 注意喚起文】。大手メディアでも朝日新聞が「『スクショ撮るだけ』SNS副業広告に注意」と報じ、詐欺の手口を詳しく解説しました【参考:朝日新聞デジタル】。
また、地方自治体も独自に警鐘を鳴らしています。三重県伊勢市は公式HPで「『動画のスクショを送れば報酬がもらえる』という副業に注意!!」と題した注意喚起記事を掲載し、手口の流れや対処法を住民向けに周知しました【伊勢市 消費生活注意】。石川県羽咋市や熊本県人吉市など他の自治体も、「タスク副業」「スクショ副業」というキーワードで被害事例を紹介し、「簡単に稼げる話はまず詐欺を疑うこと」と強く呼びかけています。
Kyroonaに関するGoogle検索動向を見ても、「Kyroona 出金できない」「Kyroona 詐欺」といったキーワードで調べる人が増え始めており、本記事執筆時点でも検索結果の上位には注意喚起サイトや被害相談の記事が並んでいます。これはつまり、既に複数の被害が発生し、被害者や周囲の人が慌てて情報を探している状況を示唆しています。
拡散手段としては、やはりSNS上の広告やDMが主な入口となっています。今回のケースではInstagramの広告が目立っていますが、今後はTwitter(X)やFacebook、さらには副業系のLINEオープンチャットなど、様々な経路で勧誘が拡大する恐れがあります。実際、先述の個人ブログの告白では「インスタだけでなく、求人サイトやX(Twitter)、Threadsにも似た話が溢れている」との指摘がありました。つまりKyroonaに限らず、同種の詐欺グループが複数の媒体で網を張っている状態だと認識すべきです。
被害を拡大させないためには、何より一人ひとりが情報リテラシーを高め、甘い誘いに乗らないことが肝心です。「スマホで簡単高収入」「必ず儲かる副業」といった宣伝文句を見かけたら、まず詐欺を疑いましょう。そして万一怪しいやり取りをしてしまった場合は、それ以上の入金は絶対に行わず、すぐに家族や専門機関に相談してください。警察や消費生活センターに相談すれば、被害回復のアドバイスや必要な手続きを教えてもらえます。また、弁護士・司法書士などによる詐欺被害金の返金請求サポートも存在しますので、泣き寝入りせず行動することが大切です。
まとめ:Kyroona副業は利用厳禁、疑わしきは避けて被害防止を
ここまでKyroonaを巡る状況を詳しく見てきましたが、結論として改めて強調できるのは、Kyroonaを利用した副業案件は詐欺の疑いが極めて濃厚であり、決して手を出すべきではないということです。最初に少額でも報酬を得られると人は信じてしまいがちですが、その心理につけ込んで後から多額のお金を奪い取るのがこの手口の本質です。
「スクショを送るだけ」「誰でも簡単に高収入」といった誘い文句は非常に魅力的に聞こえます。しかし、世の中に楽して稼げる美味い話は存在しません。仮に一時的にうまくいくように見えても、裏では巧妙に罠が仕掛けられているものです。今回のKyroonaのケースもまさにそれに当てはまります。
ぜひ皆さんも周囲で似たような話を聞いたら、「ちょっと待って、本当に大丈夫か?」と声をかけ合ってください。特にネットに不慣れな方や、お小遣い稼ぎに興味のある若者・主婦層などがターゲットにされやすい傾向があります。家族や友人にも情報共有し、被害の未然防止に努めましょう。
最後に、もし既にKyroona等でお金を振り込んでしまった方は、一人で悩まず速やかに行動してください。前述のように警察や消費者ホットライン(局番なし188)、専門家への相談によって解決策が見えてくる場合があります。「もう取り返せないだろう…」と諦める前に、できる限りの手を打つことをおすすめします。
インターネット上の副業詐欺は今後も様々な形で現れるでしょう。しかし冷静に特徴を見極め、怪しいものには近寄らないという意識を持つことで、自分の大切なお金と時間を守ることができます。Kyroonaに限らず、「簡単に儲かる話」にはくれぐれも注意し、安全な情報発信・副業ライフを心がけましょう。

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