リップルやビットコイン、イーサリアムなど、現在著名な仮想通貨は数年前までは誰も知らない怪しげなコインでした。実際にどの仮想通貨の価値が上がるのかは誰にもわかりません。
注意すべきは、そのような不確実性を利用して「今買えば儲かる」と言ってくる詐欺師たちです。
この記事では、詐欺師たちに頻繁に利用される詐欺コインについて紹介します。他人から仮想通貨の購入を勧められた際は、この記事で確認することをおすすめします。
仮想通貨詐欺の可能性が高いコイン一覧
仮想通貨詐欺の可能性が高いと言われているコインを、一挙にご紹介します。
- ADA Coin (エイダコイン)
- Aloha Coin(アロハコイン)
- Asset Coin (アセットコイン)
- Atom Coin(アトムコイン)
- AWA Coin(アワコイン)
- Baysia Coin(ベイジアコイン)
- BTU(ビットユニオン)
- 0ban(コバン)
- Circle Coin(サークルコイン)
- Clover Coin(クローバーコイン)
- Credit Coin(クレジットコイン)
- D Coin(Dコイン)
- Digital Gold Coin(デジタルゴールドコイン)
- Dircoin(ディールコイン)
- Eternal Coin(エターナルコイン)
- Fusion Coin(フュージョンコイン)
- Futcoin(フートコイン)
- GARUDA-Coin(ガルーダコイン)
- Gem Coin(ジェムコイン)
- Hit Coin(ヒットコイン)
- Hold Coin(ホールドコイン)
- Jewel Coin(ジュエルコイン)
- KEY’token(キートークン)
- LEO Coin(レオコイン)
- Linked Coin(リンクドコイン)
- M Coin(エムコイン)
- Mold Coin(モルドコイン)
- NAGEZENI(ナゲゼニ)
- NOAH Coin(ノアコイン)
- Ocean Coin(オーシャンコイン)
- One Coin(ワンコイン)
- PABYOSI COIN(パビョシコイン)
- Planet Coin(プラネットコイン)
- Port Coin(ポートコイン)
- SmASH(スマッシュ)
- TAOCOIN(タオコイン)
- True Life Coin(トゥルーライフコイン)
- World Peace Coin(ワールドピースコイン)
- WOW-e-Coin(華コイン)
- XID Coin(XIDコイン)
- XEP Coin(XEPコイン)
- XNC Coin(XNCコイン)
- XRC Reglus Coin(XRCレグルスコイン)
- Yes! Gold Coin(イエスゴールドコイン)
引用元:暗号資産(仮想通貨)の詐欺コイン一覧と詐欺の見分け方【怪しいのは大体NG】
仮想通貨の購入を誘われた場合、上記のうちいずれかであれば詐欺を疑ってください。
また、詐欺コインは続々と新しいものが作られているので、今回紹介した仮想通貨以外でも注意が必要です。
仮想通貨の詐欺コインであると疑われた過去の事例
仮想通貨の詐欺コインの可能性が高いと疑われていたものを紹介します。
- サークルコイン
- クローバーコイン
- ノアコイン
- ジュエルコイン
- リップル
それぞれ順番にご紹介します。
サークルコイン
公式サイトによると、サークルコインはアフィリエイトに力を入れています。しかし、取引所に上場していないため、詐欺コインの可能性が高いです。
取引所に上場すると宣伝しているものの、最終的に上場しないのは仮想通貨詐欺業者の常套手段です。
今後も取引所に上場する可能性は極めて低いため、サークルコインは詐欺を目的に作られた仮想通貨である可能性が高いでしょう。
クローバーコイン
クローバーコインは、48ホールディングスという会社が発行した詐欺コインです。
消費者庁が「特定商取引法違反に基づく3カ月間の連鎖販売取引停止命令を出した」と日本経済新聞の一面にも掲載されました。
48ホールディングスはセミナーを開催し「3ヶ月で128倍まで価格が上がる」と必ず値上がりすると宣伝していました。
信用できる仮想通貨はセミナーで大々的に宣伝せず、多くは公式サイトがホワイトペーパーを作り、Twitterで宣伝します。金融商品販売法の観点から見ても違法なので、必ず値上がりすると宣伝している仮想通貨には十分注意しましょう。
ノアコイン
ノアコインには、3つの怪しい点があります。
- 時価総額が1,000兆円に到達すると言われている
- フィリピン社会問題を解決するための通貨と言われているものの、フィリピン政府からの発表がない
- フィリピンの社会問題に関する内容であるにもかかわらず、日本が関わっている
仮想通貨の中で最も知名度の高いビットコインですら、時価総額は155兆円です。無名のノアコインの時価総額が1,000兆円に到達するとは考えづらいでしょう。
本来ノアコインは、フィリピンの社会問題を解決するために作られた通貨と言われていますが、フィリピン政府からはなんの発表もありません。
さらに、フィリピンの社会問題に関する内容なら、日本が関わってしまうと内部干渉に当たります。
非現実的な時価総額や正式な発表がない仮想通貨は、詐欺コインである可能性が高いです。
ジュエルコイン
ジュエルコインは、ザンビア共和国で採掘されたアクアマリンを利用して発行した仮想通貨と説明されています。
しかし、2017年2月16日以降、公式サイトの更新が途絶えているため、詐欺コインの可能性が高いです。
ジュエルコインのような更新がない仮想通貨に投資する前には、必ず情報の確認を行いましょう。
リップル
現在は信頼性が高く、多くの国内取引所で取り扱われているリップルも、以前は詐欺コインではないかと疑いをかけられたことがありました。
リップルトレードジャパンと呼ばれる取引所を運営していた代表者が、顧客から預かったお金をFXに使用し、詐欺の容疑で逮捕されたことが原因でリップルの信用性が下落しました。
しかし、リップルトレードジャパンとリップル社は関係がないため、リップルはユーザからの信用を少しずつ取り戻していきます。
現在は時価総額ランキング6位に位置する、有名なアルトコインの1つです。
仮想通貨詐欺コインの特徴・手口
仮想通貨詐欺コインには、次のような特徴があります。
- マッチングアプリやセミナーで勧誘される
- 価格保証(元本保証)があると謳っている
- 最低購入価格が設定されている
- 代理店を経由して買わされる
- 著名人の名前で宣伝している
上記の特徴に当てはまる場合は、詐欺を疑いましょう。
マッチングアプリやセミナーで勧誘される
セミナーでの勧誘は昔からある詐欺の手法ですが、近年ではマッチングアプリを利用した勧誘が増えてきています。
マッチングアプリでは「国際恋愛詐欺」と呼ばれる、外国人による詐欺が多いです。
また、マッチングアプリで知り合った人からセミナーに誘われるケースもあります。
友人や知人、恋人から投資に誘われた場合でも、不審な点があれば警戒しましょう。
価格保証(元本保証)があると謳っている
価格保証をされている仮想通貨も詐欺の可能性が高いです。
金融商品は、価格変動のリスクを伴うものであり、絶対に損をしない金融商品は存在しません。もし、マイナスにならない商品だと主張されていたら、詐欺の可能性が高いです。
また、金融商品取引法により、買い手にマイナスにならないと勘違いさせる販売方法は違法行為です。仮想通貨を販売する際に、価格保証という言葉が使われている場合は、詐欺だと疑いましょう。
上記の理由から、価格保証をされればむしろ将来性のない仮想通貨と言えます。機会損失を恐れることなく、慎重に判断しましょう。
最低購入価格が設定されている
一般的に仮想通貨は、日本円で10円程度といった小額からの購入が可能なので、最低購入価格がある場合には詐欺の可能性が高いです。
仮想通貨を取引所で購入する場合、手数料が発生します。あまりに少額で購入してしまうと、購入金額のうち大多数が手数料を占めてしまうので、数万円分まとめて購入するケースが多いでしょう。
取引所で購入することを知らない仮想通貨初心者の方も多いので、最低購入価格が設定されていてもそれほど気にならないかもしれません。
しかし、最低購入価格が設定されていれば、詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
代理店を経由して買わされる
海外の仮想通貨を独占契約して販売する代理店が存在しますが、代理店から購入できる仮想通貨は詐欺である可能性が高いです。
海外の仮想通貨であっても、インターネット上の取引所から仮想通貨を購入するので、代理店を経由して仮想通貨を買う必要はありません。
また、「人に紹介すると20%の仲介手数料が貰える」「10人目を突破したら30%にアップする」などの内容はマルチ商法やねずみ講に当たります。
ねずみ講は違法でマルチ商法は合法という違いがありますが、必ず誰かが損をするという点は共通しているので、人に紹介する系は関わらないようにしましょう。
著名人の名前で宣伝している
「実業家の〇〇もイチオシしている仮想通貨」というように、著名人の名前を出して宣伝している仮想通貨も詐欺の可能性が高いです。
詐欺師は、名前を出していることを著名人が気づかないことを知っています。
著名人であれば、仮想通貨だけでなく他の詐欺にも名前が使われているので、気づかない可能性が高いのです。
仮想通貨詐欺コインを回避する対策方法
仮想通貨詐欺コインの流通は絶えないので、詐欺に引っ掛からないために回避する対策方法を知ることが大切です。
- 他人から持ちかけられた儲け話には乗らない
- 国内取引所を経由して自分で仮想通貨を買う
- 偽のウォレットアプリ・振り込め詐欺に気をつける
順番に解説していきます。
他人から持ちかけられた儲け話には乗らない
基本的には、他人から持ちかけられた儲け話には乗らないようにしましょう。
人を勧誘すると、購入金額の10%〜20%が勧誘者に戻ってくる仕組みを採用しているマルチ商法の可能性が高いです。
儲け話には必ず裏があるので、他人から持ちかけられた話は無視しましょう。
国内取引所を経由して自分で仮想通貨を買う
「仮想通貨を買うのは難しいから、私に入金してくれたら代わりに買ってあげるよ」と言うように、振り込みを誘導してくる詐欺師は多いです。
他人に仮想通貨の購入を任せてしまうと、上記のような詐欺師に遭遇する可能性が高いため、必ず自分で購入しましょう。
取引所には国内で運営している国内取引所と、海外で運営している海外取引所があります。国内取引所は金融庁も認めているため、初心者の方も安心して利用できるでしょう。
仮想通貨の詐欺コインに騙された場合の相談先
仮想通貨の詐欺コインに騙された場合には、以下の相談先に相談しましょう。
- 警察に相談
- 調査会社に相談【おすすめ】
- 弁護士に相談
順を追って解説します。
警察に相談
詐欺被害に遭った場合、まず警察に相談することを考える人がほとんどでしょう。
しかし、仮想通貨の詐欺被害に遭った場合は、被害届の提出でさえ難しい可能性があります。
被害届には犯人の氏名や居住地などを記載する必要がありますが、詐欺師がどこの誰だかわからないケースが多いです。場合によっては、国籍や性別が不明なこともあります。
また、警察は民事不介入の原則があるので、取られたお金を取り返す返金請求は行えません。
返金請求をしたい場合には、調査会社に依頼して犯人の詐欺を立証する証拠を集めた上で、弁護士に返金請求をしてもらいましょう。
調査会社に相談【おすすめ】
仮想通貨詐欺被害の相談は、調査会社がおすすめです。
仮想通貨系の詐欺は詐欺師の身元がわからないケースがほとんどなので、まずは詐欺師の詐欺に関する証拠から始めなければなりません。
最近では、インターネット上の詐欺に強い調査会社も増えてきており、従来は証拠集めが難しかった内容でも、証拠を集められる可能性が高まっています。
しかし、調査会社は詐欺師に返金請求ができないので、証拠を集めた後は弁護士に相談しましょう。
証拠集めから返金請求まで一括して行いたい場合には、東京中央信用調査のような弁護士と連携も可能な調査会社がおすすめです。
弁護士に相談
前述の通り、詐欺師に対して返金請求ができるのは、弁護士だけです。
返金してもらうには弁護士に依頼しなければなりませんが、加害者である詐欺師の身元や詐欺の証拠を提出しなければ、返金請求を行えない可能性が高いです。
返金される可能性を高めたい方は、調査会社に証拠を集めてもらった後に弁護士に相談しましょう。
まとめ
マッチングアプリやセミナーなどで仮想通貨の購入を勧誘された場合、仮想通貨詐欺コインの特徴を知っておくと騙されにくくなります。
東京中央信用調査はエンジニアが在籍し、インターネット上で被害に遭う仮想通貨詐欺や国際恋愛詐欺などの調査を得意としています。
弁護士との連携も可能で、返金までの一貫した対応ができることが大きな強みです。
相談は無料なので、困ったことがあれば東京中央信用調査に相談してみましょう。