スピリチュアルライフコーチは返金できる？養成講座の評判と怪しい理由

スピリチュアルライフコーチは、魂レベルで幸せになる道へ導く職業とされています。認定講座は受講料や期間、カリキュラムが不明瞭であるため怪しまれています。

運営会社の概要や怪しまれている理由、受講料の返金を望む場合の対応や相談先をまとめました。受講料を返金してもらいたい方は参考にしてください。

スピリチュアルライフコーチは怪しい？

スピリチュアルライフコーチは、受講料や講座の内容など不明瞭な点が多いことから「怪しいのでは」と疑う声があがっています。一般社団法人スピリチュアルライフコーチ協会によると、スピリチュアルライフコーチとは「人生のアドバイスのプロ」と定義されています。

スピリチュアルライフコーチの以下の点について調べた結果をまとめました。

受講を迷われている方は、参考にしてください。

スピリチュアルライフコーチとは

スピリチュアルライフコーチとは、一般社団法人スピリチュアルライフコーチ協会が養成している職業です。ホームページでは、スピリチュアルな視点で周りにアドバイスをする仕事と紹介されています。

スピリチュアルライフコーチは、人生全般に対するアドバイスをする仕事のようです。協会のホームページからは認定講師を検索できます。認定講師の多くが、スピリチュアルライフコーチとしてカウンセリングやセッションなどを行なっている状況です。数千円で体験セッションと称したものを実施している方もいます。

スピリチュアルライフコーチ認定講座とは

スピリチュアルライフコーチは、協会が運営する講座を受講することで認定講師として活動できる仕組みのようです。しかし、認定講座に関する情報は少ない状況です。

公式ホームページには、受講料やカリキュラム、受講生の口コミが公開されていません。認定講師として活動する方のブログにも講座についての詳細はなく、自身のライフコーチの内容が書かれているものが大半でした。

認定講座に関する情報が公開されていないことで、「怪しいのでは」と疑いを招いているようです。

運営会社概要

スピリチュアルライフコーチの運営会社は、礒一明氏が代表取締役社長を務める米国法人 Kaz Iso Internationalです。会社の所在地はアメリカで、スタッフはリモートのため、突然の訪問はやめるようホームページに注意書きがあります。

礒一明氏は2003年にアメリカで起業しており、日米合わせて9万人のメルマガ読者がいるとのことです。運営会社の公式ホームページには、スピリチュアルに対する想いが多く記載されていますが、会社の体制については不明瞭です。

スピリチュアルライフコーチの口コミや評判

スピリチュアルライフコーチ認定講座の詳細や口コミを見つけることは困難でした。すでにスピリチュアルライフコーチとして活動する方のブログは、自身のセッションやカウンセリングの宣伝が大半です。

インターネット上の法律相談では返金を望む受講生がおり、サポートに対する不満をあらわにしていました。

スピリチュアルライフコーチについては情報が少なく、口コミも出回っていないことから、実態は不明瞭です。受講前に本質を見抜くのは難しいといえます。

スピリチュアルライフコーチが怪しい理由

スピリチュアルライフコーチが怪しい理由は、以下のとおりです。

時間単価が高いことや場所に縛られない働き方を謳っているにもかかわらず不明瞭な点が多く、詐欺を疑う方もいるかもしれません。

不安に感じる場合は、内容や実現性、価格を確認しましょう。

無料でも手に入る情報である

スピリチュアルライフコーチ認定講座で得られる情報は、無料でも手に入るような内容である可能性があります。カリキュラムは公開されておらず、口コミもないため詳細はわかりません。しかし、一般的な情報商材詐欺の場合、無料でも手に入る情報をまとめて高額で売りつけることがあります。

スピリチュアルライフコーチの受講を終えた方々の活動をみると、コミュニケーションや傾聴の能力が必要になるようです。しかし、コミュニケーションスキルは高額な商材を買わなくても学べます。

無料でも手に入る情報が多い場合は、情報商材詐欺を疑い返金請求を検討しましょう。

実現性がない

場所に縛られない働き方で時間単価が高いスピリチュアルライフコーチですが、実現性が高いのかは不明です。

場所と時間に縛られない働き方を実現するためには、相応のフォローが必要になるはずです。しかし、受講前の段階ではサポート体制も明かされていません。

教材のとおりに実践しても成果が得られない場合や、実行困難なプロセスを提示する際は情報商材詐欺の可能性があります。実現性のないカリキュラムであれば返金請求を考えましょう。

販売価格を明かさない

スピリチュアルライフコーチ認定講座は受講料が明かされていません。これが最も怪しまれる点といえます。

情報商材詐欺の場合は最初の体験は料金が安く、本講座になると高額というパターンがあります。最初から価格を提示せず相手を引き込んだのちに具体的な金額を示すことも手口の一つです。説明会で受講者を取り込んでから、最後の段階で金額を伝える可能性も考えられます。

販売価格が明かされていないものは情報商材詐欺を疑い、冷静な目で判断する必要があります。

スピリチュアルライフコーチからの返金方法

スピリチュアルライフコーチ認定講座を受講しているものの、返金してほしいと考える場合は、以下を参考にしてください。

受講を検討している方は、返金方法についてもしっかりと把握したうえで熟慮しましょう。

販売会社に直接交渉する

スピリチュアルライフコーチ認定講座の受講料の返金を望む場合、販売会社とコンタクトが取れるのであれば直接交渉も対処の一つです。

相手は法人のため、受講者一人の交渉ではいいくるめられてしまうかもしれません。対策として、弁護士や司法書士など法律関係者に相談しておくこともおすすめです。専門家と連携しながら対応したほうが有効な話し合いになる可能性が高くなります。

直接交渉の余地があるのであれば、諦めずに返金を目指してください。

クーリングオフ制度を活用する

スピリチュアルライフコーチ認定講座からの返金を考える場合は、クーリングオフを検討しましょう。クーリングオフ制度は以下のような制度です。

クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。

 

引用：クーリング・オフ｜国民生活センター

スピリチュアルライフコーチの運営会社のホームページには、イベントや配送商品の返金には対応していないと明記されています。認定講座の場合は、クーリングオフもしくは中途解約による返金に応じるとしていますが、詳細は契約書を参照するよう書かれています。

期間や申し込み方法などの理由から「クーリングオフの対象ではない」と記載されていても、話し合いの余地があるかもしれません。しかし、専門的知識のない受講者のみで複雑な制度を活用し尽くすことは困難を極めます。

クーリングオフ制度を活用して早期に解決したいときは、一人で判断せず、専門家に相談しましょう。

証拠を集める

スピリチュアルライフコーチ認定講座の受講料の返金を望む場合、運営会社との交渉のために証拠を集めておくことは必須です。

契約書はもちろん、運営会社や担当者とのやり取りは残しておきましょう。受講料の振込に使用した口座やクレジットカードの情報も有効です。

証拠を集めておくと、法律の専門家から支援を受ける際に役立ちます。証拠集めに苦労する場合は、早期から弁護士や司法書士に相談すれば適切なアドバイスが得られます。

証拠があると手続きが円滑に進む可能性が高まるため、意識して集めておきましょう。

スピリチュアルライフコーチの返金相談先

スピリチュアルライフコーチ認定講座の受講料を返してもらいたいときは、相談先として以下が挙げられます。

返金を望む場合、相手は組織であるため、受講者一人だけで立ち向かうのは困難を極めます。適切な場所に相談し、支援を得ましょう。

消費生活センター

スピリチュアルライフコーチ認定講座を受講したものの、返金を望む場合の相談先として、消費生活センターが挙げられます。

消費生活センターは、消費生活全般に関する苦情や問い合わせに専門の相談員が対応してくれる機関です。情報商材に関するトラブルにも対応しています。

誰もがアクセスしやすい相談窓口として、消費者ホットライン「188」があります。消費者ホットライン「188」にかけると、最寄りの消費相談窓口へと案内される仕組みです。消費生活センターが開所していない土日祝日は、国民生活センターへ繋がるため、不安を感じる際はすぐに相談しましょう。

司法書士

スピリチュアルライフコーチ認定講座に返金させたい場合の相談先として、司法書士が挙げられます。

司法書士は法律の専門家であり、法的手続きや書類作成のサポートを行います。特別な研修と認定考査に合格した認定司法書士は、140万円以下の被害額であれば、代理人として活動することが可能です。

弁護士と比較し、比較的安価で相談できる可能性があります。

返金対応は、スピードが重要です。司法書士への相談により、迅速かつ効果的に進めることが期待できます。

クーリングオフについても、一人で対応できない場合は、司法書士に相談し支援を受けましょう。

弁護士

スピリチュアルライフコーチ認定講座へ返金請求を考える際は、弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士は法律に関する専門知識を持ち、詐欺の被害における訴訟手続きや、法的対応を全面的にサポートできます。

弁護士は、警察や裁判所とのやり取りも代行できるため、依頼人の精神的負担の軽減にも繋がります。被害額が大きいケースや高度な手口の詐欺でも、弁護士は強力な法的手段を駆使して被害回復を目指すことが可能です。

返金請求において迅速かつ効果的な対応を期待する場合や精神的負担を軽減して問題に取り組みたい方は、弁護士に相談しましょう。

スピリチュアルライフコーチの返金は専門家へ

スピリチュアルライフコーチ認定講座に返金を求める場合は、早期から専門家へ相談することをおすすめします。

講座を受講したものの、「受講前の説明と違う」「詐欺ではないか」と感じることがあるかもしれません。不信感を抱いた場合は、早めに弁護士や司法書士などの法律関係者からの支援を受けることにより返金の可能性が高まります。

時間が経過するほど、返金から遠のいてしまいます。返金が頭によぎった段階で弁護士や司法書士の無料相談を活用しましょう。