恋愛詐欺で訴える前に準備すること4選!被害に遭った場合の対処法

恋愛詐欺に遭い、相手を訴える方法がわからずお悩みではないですか。

詐欺に遭ったと気づいたときには、すでに詐欺師にお金を渡し姿を消されてしまう被害が増えています。

本記事では、恋愛詐欺で訴える前にする準備と被害に遭った際の相談先について解説します。適切な機関に相談し、詐欺師を訴える準備をすすめましょう。

訴えられる恋愛詐欺師の特徴

訴えられる恋愛詐欺師の特徴
訴えられる恋愛詐欺師の特徴は以下のとおりです。

  • ハイブランドを身につけている
  • プライバシーを積極的に聞いてくる
  • 家族や交友関係を話さない

恋愛詐欺師とは、恋人関係であるようによそおって相手の好意を利用し、金銭を騙しとる人物を指します。詐欺師の特徴を把握し訴えられる相手であるか確かめましょう。

ハイブランドを身につけている

訴えられる恋愛詐欺師は、ハイブランドの洋服や時計などを身につけています。

詐欺師はハイブランドを身につけ、経済力のある魅力的な人物になりすましターゲットの興味をひく狙いがあります。身につけている装飾品は、にせものやレンタルしたハイブランド品である可能性が高いでしょう。

ハイブランド品のほかにも、収入や学歴の高さをアピールし近づいてくる詐欺師もいるため注意してください。

経済力があり魅力的な人物と出会った際は、警戒心をもって相手を見極めることが必要です。

プライバシーを積極的に聞いてくる

出会って時間が経過していないにもかかわらず、相手のプライバシーを積極的に聞いてくる人物は訴えられる恋愛詐欺師の可能性があります。

恋愛詐欺師はターゲットを騙しお金をうばう目的があるため、相手の仕事の収入や貯金などの情報を聞きだそうとします。銀行口座やクレジットカードについてさぐるような相手には注意してください。

詐欺師は金銭だけでなくターゲットの個人情報を悪用し、あらたな犯罪を企んでいるケースも考えられます。

親交を深めていない相手からプライバシーについて聞かれたとしても、すぐに教えないようにしましょう。

家族や交友関係を話さない

訴えられる恋愛詐欺師の特徴として、家族や交友関係を話さない点があげられます。

自分の家族や友人について話さないことで被害者についた嘘がバレる状況を防ぎ、逃走時に足どりをつかまれる事態を避けようとします。

詐欺師は身元がバレるのを防ぐため、名前や職場などの情報は嘘であるケースがおおいでしょう。家族や友人を交際相手に会わせようとしない人物も詐欺師の疑いがあります。

付き合っていても、家族や友人などの話をしたがらずにはぐらかされる場合は、恋愛詐欺師の可能性があるため注意してください。

恋愛詐欺で訴える前に準備すること4選

恋愛詐欺で訴える前に準備すること4選
恋愛詐欺で訴える前に準備すべきことは、以下の4つです。

  • 欺罔(ぎもう)行為を証明する
  • 詐欺師に騙されていた根拠を示す
  • 勘違いしてお金を渡した証拠を集める
  • 詐欺師の騙そうとする意思を証明する

詐欺師を訴え、罰をあたえたり損害金をとりもどしたりするには、騙されて金銭をうばわれたという証明が必要不可欠です。

確実に詐欺師を訴えるために必要な準備をととのえましょう。

1.欺罔(ぎもう)行為を証明する

恋愛詐欺で訴えるためには、相手の欺罔行為を証明する必要があります。

欺罔行為とは、人に勘違いや誤解を生じさせ騙す行為をいいます。

詐欺師は以下のような嘘の理由をつたえ、相手に金銭を要求してくるため、注意が必要です。

  • ふたりの結婚資金として貯金をしたい
  • 事業に失敗してまとまったお金が必要である
  • 借金があり早急な返済が必要である

犯人が嘘の理由で金銭を要求し、被害者を騙した事実を証明できれば詐欺とみとめられます。

2.詐欺師に騙されていた根拠を示す

恋愛詐欺で訴えるために重要なのは、犯人に騙されていた根拠を示すことです。

詐欺師の嘘を信じて、「お金を渡さなければ」と被害者が勘違いした事実は、恋愛詐欺の裁判で重要な証拠となります。

被害者が犯人の嘘を信じた状態を「錯誤(さくご)」といいます。「親が病気になり治療費がはらえず困っている」という詐欺師の嘘を信じてお金を渡したケースは、錯誤があったとみとめられるでしょう。

被害者が犯人の嘘を見ぬけた状況であれば、騙されていたと判断されないため詐欺罪にはあたりません。

3.勘違いしてお金を渡した証拠を集める

恋愛詐欺で訴える準備として、被害者が勘違いして犯人にお金を渡した証拠を集めることがあげられます。

被害者が詐欺師の言葉を信じお金を渡した事実の証明は、相手を訴える裁判において有利にはたらきます。相手への振り込みの記録や、自分の口座から出金した経緯が確かめられる銀行通帳は、お金のやりとりをあきらかにできる重要な証拠です。

お金のうけ渡しがあったとわかるメールやLINEの記録は、証拠として提示できるよう保存しておきましょう。

犯人の嘘に騙されていたとしても相手へお金を渡していなければ詐欺未遂となり、刑事告訴は可能です。

4.詐欺師の騙そうとする意思を証明する

恋愛詐欺で訴えるためには、犯人が被害者を騙そうとした意思を証明することが必要です。犯人がはじめから相手を騙すつもりで接近し、お金をうばった場合は詐欺とみとめられます。

犯人が最初からお金を騙しとるつもりで、相手に近づき嘘をついた事実の証明は詐欺行為の立証において有力な証拠となります。

お金を借りた理由が嘘であると証明するには、詐欺師のメールや電話の内容をのこしておきましょう。やりとりの記録をもって探偵に身辺調査を依頼することで、詐欺師の嘘をあきらかにできる可能性が高まります。

恋愛詐欺で訴えられない要件

恋愛詐欺で訴えられない要件
恋愛詐欺で訴えられない要件は以下のとおりです。

  • 詐欺師と金銭的な被害が発生していない
  • 時効が成立している
  • 詐欺師が金銭を要求していない
  • 詐欺師に財産がない

詐欺罪として犯人を訴えられない要件を理解し、自身の被害状況と比較してみましょう。

詐欺師に騙されお金を渡したという証明ができても被害金がかえってこない場合もあるため、訴える前に返金されるケースか確認してください。

詐欺師と金銭的な被害が発生していない

恋愛詐欺師とのやりとりにおいて金銭的な被害が発生していなければ、訴えることは不可能です。犯人が相手を騙していたとしても、金銭的な被害がなければ詐欺罪で訴えられないためです。

金銭的な被害が発生していなくても、相手が既婚者であることをかくして交際していた場合は、損害賠償を請求できます。

恋人が最初は返すつもりでお金を借りたものの、途中で返済ができなくなったケースは返金要求は可能ですが、詐欺罪での立件はむずかしいでしょう。

時効が成立している

恋愛詐欺師を訴えられない要件に、時効が成立していることがあげられます。

犯人からお金をとりもどすためには、民事事件として損害賠償を請求する必要があります。民事事件の時効は被害者が犯人や被害の内容を知ってから3年、詐欺に遭ってから20年です。

犯人の処罰をのぞむ場合は警察に被害届をだし、詐欺罪として刑事事件で訴えなければなりません。刑事事件の時効は7年です。

時効が成立する前に、詐欺師を訴える必要があることをおぼえておきましょう。

詐欺師が金銭を要求していない

恋愛詐欺師が被害者に対して直接的に金銭を要求していなければ、訴えることはむずかしいといえます。

犯人から要求がなく、みずから一方的にお金を渡した場合は詐欺罪にあたりません。相手を騙しお金をうばうことで詐欺は成立します。

犯人が被害者が同情するような話をもちだし、金銭面で援助してもらえるように仕向けたケースであれば詐欺罪で訴えられる可能性があります。

恋人とお金のやりとりがあった場合は、相手が要求してきたのか、みずから渡したのかをあきらかにしておくことが重要です。

詐欺師に財産がない

恋愛詐欺師に財産がない場合は訴えることは不可能です。詐欺師が財産をもっていなければ、損害金の返還をもとめられないためです。

詐欺師は被害者からの返金請求にそなえ、お金を口座から下ろしていたり使いきっていたりするため、お金をのこしていないケースが考えられます。

振り込め詐欺救済法で返金をもとめたとしても、詐欺の被害者がおおい場合は犯人の口座の残高が少額になり分配金をうけとれないこともあるでしょう。

犯人の口座残高や財産があるか知りたい際は、専門機関への相談をおすすめします。

被害に遭った場合の対処法

被害に遭った場合の対処法
恋愛詐欺の被害に遭った場合の対処法は以下の3つです。

  • 警察に話を聞いてもらう
  • 弁護士に問い合わせる
  • 探偵に相談する

詐欺師を訴えるために必要な知識をもたずに個人で証拠を集め、犯人を訴えることは簡単ではありません。

ひとりで悩まず専門機関へ相談すれば、詐欺被害の解決へちかづくでしょう。

警察に話を聞いてもらう

恋愛詐欺の被害に遭った場合の対処法として、訴える前に警察に話を聞いてもらうことがあげられます。

詐欺の証拠がある際は、警察に被害届を提出すれば刑事事件としての捜査が可能です。証拠がすくない場合でも、警察への相談により詐欺の被害を最小限におさえられます。

警察は事件についての捜査はできますが、詐欺師に対し返金の請求はおこなえません。被害金を回復したいとのぞむのであれば、警察と同時に詐欺師への返金交渉ができる弁護士にも相談しましょう。

弁護士に問い合わせる

証拠を集めて恋愛詐欺にくわしい弁護士に問い合わせることで、犯人への返金をもとめられます。

弁護士に依頼できることは以下のとおりです。

  • 恋愛詐欺師の身元特定
  • 返金の交渉
  • 刑事告訴の手助け
  • 恋愛詐欺師が返金を拒んだ場合の法的措置

法的な知識をもっていない素人ではむずかしい手続きを弁護士にまかせることができれば、被害者の負担はかるくなるでしょう。

弁護士へ依頼する際は十分な証拠が必要であるため、ひとりで集められない場合は探偵への相談をおすすめします。

探偵に相談する

探偵への相談は、恋愛詐欺を訴える場合に有効な対処法といえます。犯人を訴えるためには、恋愛詐欺の証拠や相手の個人情報を集めることが重要です。

恋愛詐欺師は素性をかくすのがうまく、被害の証拠を集めようとしてもすでに行方をくらまし、手がかりがすくないケースがあります。のこされたわずかな証拠だけで、知識のない素人が相手の居場所をさがしだすことは非常に困難です。

探偵であれば、詐欺師がのこした証拠がすくない場合でも尾行やはり込みをおこない、犯人を特定する情報をリサーチします。

恋愛詐欺に遭い訴えることを検討している場合は、探偵に依頼し裁判に有力な証拠を集めましょう。

恋愛詐欺で訴えるには探偵を活用しよう

恋愛詐欺で訴えるには探偵を活用しよう
恋愛詐欺で訴えるためには、探偵の活用を検討してください。東京中央信用調査では、詐欺調査の経験をいかし、犯人の身元の特定や証拠をすみやかに集めます。

探偵が集めた恋愛詐欺の確かな証拠は、裁判をする際にやくだちます。詐欺師との連絡がとだえた場合でも、専門的なノウハウとリサーチ方法をつかい身元の特定が可能です。

契約前であれば相談は無料です。お問い合わせはLINEやメールで24時間うけつけています。

恋愛詐欺の被害に遭い訴えられるケースであるかお悩みの方は、ぜひ一度東京中央信用調査へご連絡ください。

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