結婚詐欺とは?被害は弁護士の前に調査会社へ相談がおすすめ!

結婚詐欺の解決には明確な証拠が不可欠なため、弁護士より先に調査会社への依頼がおすすめです。

本記事では、結婚詐欺の手口や見抜き方、犯罪にあたるかの判断基準、被害に遭った場合の対応方法を解説します。頼りになる相談先も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

結婚詐欺とは

結婚詐欺とは
結婚詐欺は、相手を騙して結婚すると思わせて高額な商品を買わせたり、大金を奪ったりする手口です。結婚を信じて相手にお金を渡すと、急に連絡がとれなくなります。

結婚詐欺の常套句は、以下のとおりです。

  • 新居のためにお金が必要だ
  • 身内の治療費が必要だ
  • 支払いが必要なのに会社にお金がない

相手に好意を寄せているターゲットは、結婚の意思が偽物だと気付きにくいでしょう。

詐欺師との出会いはオンライン上だけではなく、婚活イベントや街頭アンケートにも潜んでいます。結婚を急ぐあまり、詐欺師に騙されないでください。

結婚詐欺の手口

結婚詐欺の手口
結婚詐欺の手口は、以下のとおりです。

  • マッチングアプリや出会い系サイトで相手を探す
  • 一定期間相手と交際する
  • 嘘で大金を振り込ませる

詐欺師を信頼してしまったあとでは、不審点に気付けません。大金を騙し取られる前に詐欺に気付けるよう手口を知っておきましょう。

マッチングアプリや出会い系サイトで相手を探す

結婚詐欺師は、マッチングアプリや出会い系サイトで相手を探します。インターネットを利用し、効率よく騙す相手を見つけるためです。

詐欺師は、以下のような相手をターゲットに選びます。

  • 早く結婚したいと焦っている
  • 相手に求める理想像が高い
  • 高収入で経済的に余裕がある
  • 恋愛経験が乏しい
  • 自信がない

詐欺師は多くの方が理想的な結婚相手だと感じるよう容姿や収入、経歴などを偽ります。結婚を強く望む方は「いま逃したらもう一生出会えないぐらいの理想の相手」と感じるでしょう。

あまりにも理想的な相手が連絡をしてきた際は、詐欺の可能性を視野にいれて警戒してください。

一定期間相手と交際する

結婚詐欺の手口には、一定期間相手と交際することもあげられます。交際期間中に信頼関係を築き、詐欺の成功率をあげます。

交際中の詐欺師は、素敵なお店での食事やプレゼントでターゲットを喜ばせるでしょう。子どもや新居の話で新生活の暮らしを具体的に想像させ、より強く結婚を意識させます。信頼を積み重ねるために、交際中に少額の借金をして返済することもあるかもしれません。

相手を喜ばせるなかで、詐欺師はターゲットの資産状況をさりげなく確認し、奪える金額を計算します。貯金額や実家の資産をたずねられても明確な回答は控え、安易に惑わされないよう注意してください。

嘘で大金を振り込ませる

信頼関係を築いたあと、嘘で大金を振り込ませることも結婚詐欺の手口です。信頼する相手から「結婚のためにはお金が必要」と言われて、疑わずにお金を渡す被害者が大勢います。

大金を振り込ませる前、詐欺師はそっけない態度で相手に不安感を与えます。優しい態度を急に変化させ、相手の思考が正常に働かないように仕向けるためです。被害者は「結婚できなくなる」という不安から、詐欺師の要求どおりに行動します。

詐欺師は要求を続け、金銭を引き出せなくなったとわかるとターゲットと連絡を断ちます。結婚したい気持ちが強いと、詐欺師の不審点に気付けません。冷静になって相手の言動を考えることが大切です。

結婚詐欺の見抜き方

結婚詐欺の見抜き方
結婚詐欺を見抜くために、以下のような相手には警戒しましょう。

  • 交際を申し込むまでの期間が短い
  • 相手の友人や家族に会えない
  • 写真撮影を拒否する

結婚詐欺にはパターンがあります。見抜き方を知り、結婚詐欺に遭わないように注意してください。

交際を申し込むまでの期間が短い

結婚詐欺を見抜くために注意すべきポイントの1つは、交際を申し込むまでの期間が短いことです。詐欺師は可能な限り効率的に金銭を奪いたいと考えるため、ターゲットを決めるとすばやく接近します。

通常は、連絡をとり合い複数回デートを重ねて、相性を確かめるものです。詐欺師は、出会ってすぐに交際を申し込みます。ターゲットが断っても「運命の相手と出会えた」と、執拗にアプローチします。

収入や実家の話の直後に交際を申し込まれた場合は、結婚詐欺の可能性を疑ってください。

相手の友人や家族に会えない

相手の友人や家族に会えるかの確認も、結婚詐欺を見抜く際に有効です。詐欺師は自身の情報や痕跡を隠すため、結婚の約束をしていても家族や友人には会えません。

自身の身近な存在を知ってもらいたいと考え、婚約者に両親や友人を紹介することは自然な行動です。結婚の話をしているにもかかわらず、家族への紹介を拒否される場合は詐欺の可能性があります。

複数回、友人や家族への紹介を拒否された際は、結婚詐欺を疑ってください。

写真撮影を拒否する

写真撮影を拒否するかどうかは、結婚詐欺を見抜くポイントです。詐欺師は素性が判明する危険のある自分の写真を、ターゲットに持たせたくありません。記念に写真を撮りたいと言っても、かたくなに断ります。

「SNSに載せない」「誰にも見せない」と写真撮影を頼んでみることも、詐欺を見分ける際に有効です。

写真を嫌がる方は一定数いるため、撮影の拒否だけでは結婚詐欺を疑えません。ただし、記念日やイベントの写真を何回も断られた場合は、詐欺の可能性を考えましょう。

結婚詐欺の判断基準

結婚詐欺の判断基準
結婚詐欺の判断基準は、以下のとおりです。

  • 相手に騙そうとする意思があった
  • 結婚を信じてしまった
  • 相手の請求により金銭的被害に遭った

結婚詐欺が成立する要件は複雑であるため、判断が難しいかもしれません。基準を知り、適切に対処しましょう。

相手に騙そうとする意思があった

相手に騙そうとする意思があった場合は結婚詐欺と判断してください。その気がないのにもかかわらず、お金を奪うために結婚をほのめかすケースは詐欺です。

たとえば、親の手術費用のために婚約者にお金を借りたものの、期日までに返金できなかったケースを考えてみましょう。お金を借りるために結婚話を持ち出した場合は詐欺です。心から相手と結婚したいと考えており、返金の意思があれば詐欺にあたりません。

相手を騙す意図は、詐欺罪成立に大きく影響します。判断が難しいため、多角的に証拠を集めて検証すべきです。

結婚を信じてしまった

詐欺師の言動に惑わされ、ターゲットが結婚を信じてしまうことも結婚詐欺だと判断する基準です。詐欺師は相手を騙すという明確な目的でターゲットに近づきます。

「結婚のためにお金が必要」と言われ、「相手の言うとおりにすれば結婚できる」と信じて金銭的な要求を受けいれる被害者が大勢います。

客観的な視点を持てば、怪しいと感じたり結婚詐欺の可能性を考えたりできるでしょう。しかし、一度好意を寄せると、相手を疑うことは困難です。

結婚詐欺の危険は身近に潜んでいると認識し、警戒してください。

相手の請求により金銭的被害に遭った

結婚詐欺かどうか判断する際、相手の請求によって金銭的被害に遭ったことも確認しましょう。詐欺師から要求されてお金を貸し、返金されなければ金銭的被害があったと言えます。

「相手の請求」がなく、金銭を渡した場合は詐欺に該当しません。たとえば「支払いができない」と悩む相手に「お金を貸してあげる」とみずから援助すると、詐欺ではないと判断される可能性があります。

相手からの要求が重要ですが、援助を引き出そうと意図的に「貸してほしい」と言わない詐欺師もいるため、注意してください。

結婚詐欺に遭った場合の対応

結婚詐欺に遭った場合の対応
結婚詐欺に遭った場合には、以下の対応方法が考えられます。

  • 刑事告訴
  • 貸金返還請求

結婚詐欺は悪質な犯罪行為で、10年の懲役に課せられる可能性もあります。金銭的な損害だけでなく、精神的な苦痛も受けた被害者が納得できる対応を考えましょう。

刑事告訴

結婚詐欺に遭った場合は刑事告訴ができます。刑事告訴は被害を警察や検察に申告し、詐欺師に処罰を課すよう求めることです。申告が認められ立件されると、警察が捜査を始めます。

詐欺罪では「懲役10年以下」の刑罰が課せられるものの、罰金刑は定められていません。詐欺師は初犯であっても刑務所に収容される可能性があります。

刑事告訴により、詐欺師は罪を軽くするために示談を求め、被害金の弁済にすみやかに応じる場合もあります。

刑事告訴を希望しても、詐欺の証拠が不明瞭なものばかりでは立件が難しいでしょう。可能な限り証拠を集めて準備してください。

貸金返還請求

貸金返還請求も、結婚詐欺に遭った際に行えます。貸金返還請求は民事事件として解決を目指す方法で、当事者同士で争います。

一般的には、貸した金銭の返還を交渉しますが、慰謝料の請求も可能です。支払督促や訴訟をすると、より強い働きかけができるでしょう。

返金するよう判決がでたのにもかかわらず、詐欺師が応じないケースもあります。判決に従わない場合は、強制執行により財産の差し押さえができます。

貸金返還請求は、刑事告訴と同時進行が可能です。刑事告訴のみでは被害回復の可能性は低いため、お金を取り戻したいのであれば貸金返還請求もしてください。

結婚詐欺に遭った際の相談先

結婚詐欺に遭った際の相談先
結婚詐欺に遭った際は、以下の相談先を利用しましょう。

  • 調査会社
  • 弁護士

調査会社は詐欺の証拠を徹底的に見つけ出すプロであり、弁護士より調査能力が高いと言えます。弁護士に相談する前に、調査会社の利用がおすすめです。

調査会社

結婚詐欺に遭った際は、まず調査会社に相談しましょう。調査会社は弁護士よりリサーチが得意です。卓越したノウハウで結婚詐欺の証拠を集め、刑事告訴や貸金返還請求を被害者に有利な流れで進められます。

確実に証拠を集めるために、結婚詐欺調査の実績がある会社を選びましょう。実績は調査会社のサイトで確認できます。

明確な詐欺の証拠がなければ、解決までの道筋が閉ざされます。調査報告書を受け取ってから、弁護士に相談しても遅くはありません。まずは調査会社の無料相談を利用してください。

弁護士

弁護士も結婚詐欺に遭った際に考えられる相談先です。詐欺師との直接交渉は危険がともなううえ、感情的になって話が進まない場合もあるでしょう。弁護士は詐欺師との交渉を依頼者に代わって行い、被害者に有利な条件で解決できるよう尽力します。

弁護士は調査のプロではないため、詐欺師の伝えた名前や住所が偽物であると、スムーズに証拠を集められない可能性があります。証拠集めの難航が予想されると、依頼を引き受けてもらえないかもしれません。

明確な詐欺の証拠を集めてから弁護士に相談するほうが、早期に解決できるでしょう。

結婚詐欺は弁護士の前に東京中央信用調査へ

結婚詐欺は弁護士の前に東京中央信用調査へ
結婚詐欺被害を相談したい場合は、弁護士の前に東京中央信用調査の利用がおすすめです。証拠の収集は、被害解決のための要です。東京中央信用調査は全力で調査を行います。

電話やメール、LINEから無料相談を利用しましょう。東京中央信用調査は調査後に信頼できる弁護士を紹介可能で、解決に向けたサポートもしっかりとしています。

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